『酒のほそ道 9』 (ニチブンコミックス)読了

酒のほそ道 9 (ニチブンコミックス)

酒のほそ道 9 (ニチブンコミックス)

全裸飲酒について考察する話があります。
収録されている台湾旅行編はおそらく初期の旅行で、
生硬な印象があり、コンビニアンソロジーに入っている淡水編は、
この後リピーターになってから書かれたのだと思います。
なぜ生硬なのか考えてみたのですが、
ワセダというところは、学生運動なんかもそうですが、
前世紀末に至っても旧来の土着勢力なんかが頑張っており、
李登輝の提唱する本土化が(日本で)大ブームであったのにも関わらず、
中華民国系留学生が頑張って正統中華を主張するポスターなんか
貼っていたので、そういうアレが作者の意識に作用したのかも、
と憶測をたくましくしました。
女子大生の話は二話。
あとがきの人は知らなかったので、検索しました。

城アラキ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9F%8E%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%82%AD

第9話「地下の店」が印象に残ります。
なかなかこういう店を発掘するのは難しい。