- 作者: ラズウェル細木
- 出版社/メーカー: 日本文芸社
- 発売日: 2014/06/19
- メディア: コミック
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二巻を本屋で手に取って、薄いな、と思いました。
買うべきか迷いました。
一巻が、おそらくラズウェルさんの娘さんの渡仏を下敷きにしたパリ紀行で、
Twitterネタから投稿写真を頼りのストーカー騒動など、
新鮮なチャレンジが多かったのに対し、
二巻は情報がなかったので、少し構えてしまったのも理由です。
『酒のほそ道』のOL主人公編を再録してカサ増ししてこの厚みだったらイヤだなと…
結果から言うと、再録カサ増しはナシ。
『ワカコ酒』みたいな、かすみサンの独り飲みの話ばかりでした。
別冊ゴラク連載だったとか。
過去形なのは、もうこの連載はおしまいで、
現在は課長が主人公の別のスピンオフが連載されているそうなので。
OLが小料理屋のママとよい関係を築く展開など、
なかなかに新感覚といえなくもないエピソード満載でしたが、
どうしても、ラズウェルさんの娘さんもこんな感じなのかな?
と憶測を逞しくしてしまうのと、
宗達とかすみの関係、永すぎた春に、友近となだぎの破局を想起してしまい、
当時、三十女を待たせるのは罪、とのネット上の名言があったのを思い出したりして、
心穏やかならずして本を閉じたのでした。