『酒のほそ道』(45.5) 蔵出し作品集(ニチブンコミックス)読了

 どこかの書店で手に取って、そこで買おうとしたのですが、『ゆりあ先生の赤い糸』4巻と一緒に買おうと思い直し、そのゆりあ先生のほうがなかなか見つからず、買うのが遅れました。

 既刊コミックスの未収録作品集ということで、なので46巻でなく45.5巻と、作者の人が言ってるのを、どこかで読んでるのですが、さて購入すると、どこにもそんなことは書いて無くて(帯含む)作者のツイッターにも日本文芸社にもアマゾンにもそんな断り書きがないんですね。どこかの書店で販促用のチラシかなんかで、そう書いてあったのかなあ。謎です。COVER DESIGN CREATIVE・SANO・JAPAN

酒のほそ道 四十五・五

酒のほそ道 四十五・五

 

 まえがきは「やわらぎ水」について。下記は日本酒造組合中央会のホームページ。何があってこんな文字化けしてるのか。

www.japansake.or.jp

ほかのマンサンコミックスを買ったことがないのでなんとも言えませんが、「あとがき」は普通著者が書くもので、他人が書くなら「解説」じゃいかと思うのですが、『酒のほそ道』は一貫してその辺の誰かが「あとがき」を書いてるんですね。で、この肆拾伍點伍巻じたいは「あとがき」がなくて、これまでの45冊の「サブタイトル」(第一話とかそういうののタイトル)がずらっと並べてあってぜんぶ読めるのですが、私が渇望してる既刊「あとがき」執筆者一覧はありません。私が読み飛ばす先からつぎつぎブッコフに売らなければ、ある時点からハタと気がついて、それまでの巻の「あとがき」執筆者もぱらぱら積み上げた単行本をめくって、読書感想に書いたにな。誰かウィキペディアに書けばいいのに。多分吉田類と『居酒屋百名山』の太田和彦と元酒とつまみ編集長のオータケの人はまだ「あとがき」書いてないと思います。ワカコ酒の作者も。業界内ですみわけてるわけではないはずで、イベントや動画では絡んだりしてると思いますが、知りません。

このサブタイトル一覧の横に、かすみ初登場とかこの巻で台湾もしくは中国行ったとか、ちょこちょこ豆知識があるんですが、すべて網羅はされていません。女子大生とかヒトミンとかカヨちゃんとか竜とか竹の股ともう一人名前忘れた自営業とかぜんぶツリーにするほど編集はヒマではないのだろうなと。誰か手弁当でやってラズウェル世界に入門しようとする奴はいると思いますが、正誤チェックしないと責任出るし、それがめんどいんだろうなと。信用のおける人物が責任を果たせばいいだけですが。私はこの読書感想で、今でいうパパ活みたいな関係になってる女子大生との付き合い始め(草野球で会った取引先のお嬢さんだったはず)と竹の股らとの知り合い方(学生時代からの旧友ではなく、春のひとりピクニックで、サッカーボールかなんか取ってくれぇ、いっしょに飲みませんか、だったはず)はメモったと思いますが、居酒屋と外ではキャラが違う竜とかはみんな覚えてると思ったので、メモしてません。あちこち行くエッセーでは、八戸のサバが好きです。

で、これ、未収録の理由も、いつ頃の初出かも、一切書いてないのですが、カラーが多いので、ワンテーマ編集のコンビニ本用に書き下ろした話が多いのかと推測します。それなら単行本未収録もうなづける。第十五話の、冷やとか冷酒とか常温とか大吟醸(としか言わないので、当然この温度で持って来るよなと店員を試してる)とか凍らせた日本酒とか、全員ばらばらに勝手気ままに頼む迷惑な客編とか、読んだ記憶があります。

頁124とか、ヒドい話だと思いました。もったいないおばけ👻が出るので、未収録だったのか。

女子大生は、たまには岩間宗達にかたちだけおごることもあるみたいなので、「パパ活」ではないとアリバイ的に言えると思います。そういう気づかいがなければ、信頼もなんもない…いや、それは違うか。以上