『バッテリー』 (角川文庫)読了

バッテリー (角川文庫)

バッテリー (角川文庫)

成分献血しながら読んだ本。
ゴール!とか、スティージョブズとか、バクマンとか、
いろいろ書籍が充実してる献血ルームでした。
浅野温子あさのあつこ未読でしたので、
ラッキーと思い読みましたが、要するに全六巻の導入部に過ぎなくて、
野球のシーンも、試合はまだ全然ない、小6が中学に入る前の春休みのひとコマで、
あと五冊読めるかなあ… とはげしくフラストレーションがたまって終わりました。

守り人シリーズも、けっきょく一冊しか読まないまま*1、現在まで来てるので、
献血ルームには初巻しかありませんでしたが、ウォッシュレットのあるツタヤ図書館とかで、
続き読めばいいけれども、読むヒマあるかなあ… 当惑してます。

平成8年単行本刊。平成15年文庫化、私が読んだのは、平成25年5月の46刷(!)
作者自身が文庫本あとがきでその当時、1996年の世相について回想してますが、
少年犯罪に特化した感想でしたので、私は、作中にもあるポケベルとか、塾とかが、
その後、IT革命でラインまで進化したり、児童の貧困で学ぶ環境ガー、とか、
食事まで脅かされてまんねん、とか、そういうことも思いましたが、
しかし、最初は、自分に関係したことしか回想出来ず、バブル崩壊就職氷河期
ハケン法改正、とかの変化をまず想起しました。

解説は三浦しおん。私は最近ブロマンスという言葉を覚えたので、
それとか、BLとか、きだみのるが記述した薩摩藩郷士の、よかにせの話とか、
そういうものがこの作品の人気の背景のひとつにあると思ったので、
それを三浦しおんが書くかと思ったのですが、書いてませんでした。
どういうものかというとすごくおおきく振りかぶってで画像検索の世界。
作者のあとがきを読むと、男の子二人を育てながら書いたこの作品で、
主人公の少年を創出する、生みの苦しみに正面から向き合った印象があり、
そう言われると、確かにこれは女親が暗中模索して、男の子を描こうとした作品だなと、
まじないをかけられた気分で読了しました。でもこのフィクションのスーパー児童と、
比較されるリアルサンも、なかなか大変だったろうとは思います。
まー豪胆ならそのへんガッハッハとスルーしたかもしれないですけど。

ブルーギルを飼うとか、今はないと思います。特定外来ナントカだから、
リリースしないで捨てるだけなのではないかと。
あと、弟の名前が、青波という、一人だけ変わった名前で、続巻を読めば、
由来とか分かるのでしょうけれど、まだ明かされず、

上の文様とか、新潟の青海*2とかと、関係あるのかなあ、と思いました。
IQ84の青豆はこの弟さんと関係あるのか、とか。

あと五冊どうしようか、今北三行みたいな感じで、睡眠学習とかで、
知ったりしたことに出来ないかな、と、チートばかり考えてます。以上