『町田くんの世界 1』 (マーガレットコミックス)紙版読了

これもキンドルしか出ない。福利厚生クオカ第8弾。
大人なので三冊まとめて買いましたが、一気に読む体力がないので(ちょっとびっくり)、
まず一冊だけメモがわりに書きます。別のマンガを本屋サイトで取り寄せした際、
このマンガがすごいだか、マンガ大賞だかの2016ノミネート作品が一瞥出来、*1
とんかつDJは版元(やはり集英社)のウェブで無料配信されてるとのことでしたので、
少し読み、で、こちらは、少し考えて、最近も町田のマンガを買ったので、買いました。

姓の町田というと、町蔵とか、ひらくとか、いずれも町田出身でない人を想起します。
あと、大森駅前の書店…まだ、あるかな?

多兄弟の長男で、母親にいろいろ期待をかけられてるので、
本人の中でいろんなプライオリティが異なるのではないか、
と、メガネくんなのに成績が悪い、というくだりで少し思いました。
要領が悪い、のはそのとおりと思いますが、むかしよくいわれた、
集中力散漫、欠如と家庭環境の関連性、とかに話が落としこまれたら、嫌ですね。
イギリスは子ども産んだら行政の支援があるので貧困層に子だくさんが多い、
とほかで読みましたが、このお母さんの事情は語られてないので、知りません。
パートナーはまだ作中に登場してないです。

料理の腕は、壇蜜が蜜が好きって設定と同じようなものかと思いました。
不器用でも、ほかに選択肢がないので、やらされている、それしかないので。
早くから大人になった少年…というふうに分析したくはないです。
むしろ運動神経が鈍い、という設定で、なのにフレームなしの眼鏡なので、
これは曲がりやすいので、眼に焦点合わなくなってないか、大丈夫か、
と思いました。兄弟多いのも、うっかり踏まれたり手かけられたりのポテンシャル高いし。
小さなお子さんのいる家庭に眼鏡屋店員がお薦めする、形状記憶フレームは高いのですが、
なにもいちばんゆがみやすいノンフレームでなくても、と思いました。
実は誰かが選んでくれたもので、買い換えられない、と本人が強く思ってる、
などのエピソードが今後出てきたら、読んでて当惑するだろうなと思いました。

この少年が、悪く読むと、人の顔色を窺う少年、というわけでなく、気ぃ使いで、
この世界のじゅうようなポイントは、気を使われた人すべてが、
気を使われたことに気がついて、彼にライトな感謝の気持ちを抱いている、
という点です。自分はこんなに頑張っているのに、なんで誰も気づいてくれないの?
という展開の対極。なんでこの漫画の企画がバクマン会議で通ったのか知りませんが、
俺物語があたった余裕なんだろうと勝手に推量し、
(作品づくりマニュアルにないタイプの彼氏キャラ創造のこころみ)
小学館ではやれないとも思います。

どんくさい子という設定で、ワキガとかフケとか出てくると見苦しいので、そこも排除されてる、
清潔好きという設定だと思います。そこはブレてはいけない。
いや、どんくさくはないか。よく人のことに気がつく子だし。
どれくらい自分のことにかまえてるのか、で、これくらい自分にもかまってほしい、
という理想要望があるのかないのか。
あと二冊読みますが、少しずつです。こんなに漫画読むのに時間かかるようになるとは、
我ながらびっくりです。以上