<ホン・サンス監督特集>「クレアのカメラ」原題「클레어의 카메라」英題:"Claire's Camera" 劇場鑑賞

これも早稲田松竹で観た映画。

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公式を開いても予告動画がぱっと出て来ないので、下記、検索で出てくる予告を列記しましたが、どれも17秒しかないので、ナタリーとナントカはコメント不可なのですが、かろうじてコメント出来るシネマトゥデイでは、「予告編なのに内容がサッパリ分からん」と至極もっともなコメントがつけられていました。

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イザベル・ユペール - Wikipedia

上記の<主な出演作品>にこれは入っていません。

 この映画も監督が自分語りをする映画です。クレアが監督にまず話しかけるのですが、監督がつなぎます。冷たいフランス人がオリエンタルに社交辞令で話しかけただけなのに。で、監督は、自分でつないどいて間が持たなくなるのですが、さいわいスマホという21世紀前半最大の発明が功を奏して、監督が本当に監督であることをクレアが検索して、その辺の詐欺師ではないということで、場が保たれます。

で、次にクレアは砂浜でヒマそうにしてるキムミニに話しかけるのですが、キムミニは、監督が手をつけたので女社長から現地カンヌでいきなりクビになったスタッフという設定です。なんだこれ。名匠ホンサンス。韓国の監督って、たらしはまあ監督に必要な才能ですから必要悪にしても、こんなに自分語りばっかしててインカ帝国と思います。鯨でもとってろ。パク・チャヌクとかクァク・ジェヨンとかも自分語りしてるのかなあ。後者は見るからにモテなさそうなので、それで映画が行き詰ってるのかと思います。綾瀬はるかはサイボーグ。

英語で会話して、フランス語分からないのに、図書館に行ってフランス語の詩集を音読してもらって発音教わるとか、名匠ホンサンス監督の口説きテクは留まるところを知らない。

小田急鈍行でガーガー寝ながら新宿まで行って、二本立ての前の映画の上映でもけっこう寝たので、この映画は大丈夫かと思ったのですが、そういうわけではないですが、この映画も寝ました。

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あなたの未来がうつるんです

そんな映画でしょうか。別に監督の火遊びと、捨てられる若い子が写るわけではないと思います。万引き家族パルムドールとって監督がくやしがる場面もありません。年がちがう。以上

【後報】

よく韓国映画を観ていると、「やkそk」「やkそk」という単語が出て、まー約束ですけれど、「やくそく」と、母音をはっきり出して読むとイルボンサラミという…日常の会話でもよく聞く言葉です。で、この映画、「正直」という字幕の時、「チョンジき」「チョンジキ」というセリフが聞こえ、えっ、これもこれでいいのか、知らなかった、と思いました。さてホントかどうか。これは女社長が女性スタッフをクビにする場面で使われることばです。そんな正直はないな。中国語に正直に當ることばはないと思っていましたが、今検索したら正直がそのまま使われている例が出て、中文よ、おまへもかと思いました。タンシュアイとか誠実とか、違うニュアンスの言葉しかないという認識だった。

(2018/12/6)