http://www.okura-movie.co.jp/meguro_cinema/img/event/2019_tokyo.png
外国人観光客がワンサとくる査証緩和前夜のお話。
Lost in Translation (film) - Wikipedia
おかべたかしさんの本にも出てきましたし、森田信吾の駅前グルメの歩き方でもべらべらしゃべってる映画ですので、やっと見たという気分。この映画は今世紀、レンタルビデオ衰退期の映画なので、意外と見てない人も多いと思います。意地の35mmフィルム上映。
幸せなはずなのに、ひとりぼっち
トーキョーであなたに会えてよかった。
ソフィア・コッポラ監督作品
ロスト・イン・トランスレーション
Lost 'n Translation
東北新社全面協力で、英語の本編のほうにも"TOHOKU SHINSHA"と出てるのに、冒頭の日本版扉カットのタイトルが、"in"でなく"'n"となっていて、ここがまず引っかかります。
ポスターも"i"がない。季節のない街に生まれ(中略)アイのない家を出て、アイのない人に、出会う。
DVDパッケージもアイがなくて、英語版ポスターはアイがある。
私の隣の席の女性はハンカチで鼻をおさえて映画鑑賞してました。なんなんだろ。ほんとくさかった。そういうお客さんが混じってたわけでもないだろうし。排水だと思うんですが。
東京に放り出されたアメリカ人旅行者の男女が、同じホテルで偶然に出会った。ふたりは迷路のような街に迷い込み、行き詰まってしまった迷路のような人生を、この街をきっかけに抜け出してゆく…。
ビジネス滞在と、ビジネス滞在のニョーボの話ですので、旅行者という感じではないです。お米とシラミを間違えるエル、アール問題がかなり炸裂しています。ロジャー・ムーアがラジャー・ムーアになるアメリカ英語とか知らへんがな。ヒロインは元気溌剌な女優が、私も読書感想文書いたアル中小説の書き手でもあるイーヴリン・ウォー名義で宿帳に記入してるのを、イーヴリン・ウォーは男性なのにと言ってげきおこプンプン丸でしたが、ヒロインだってお寺に行ってシュラインに行ったと喋ってます。シュラインなのにモンクがどうのと話していて、モンクがいるのはモナストリーだろ、あるいはモナセリアと思いました。
女優が話す摂食障害ネタはよく分かりませんでした。
日本の有名なテレビ番組というから、笑っていいともかと思ってたらマシューTVでした。マシューTV外タレはりこむほどおかねあったのか。
骨折のあたり、寝てました。
デセグリゲーションで、一定の比率黒人とかも出さなきゃいけないのがアメリカ映画ですが、日本人ばっかなので、手を抜いて黒人出してません。アフリカンとビーチでキャンプした話する日本人が出ますが、その黒人は出ないんです。この頃の歌舞伎町は黒人の客引きがうろうろしてたし、六本木もいつもいるはずですが、出ない。英語が話せる、人によってはネットスラングで「ザパニーズ」認定するかもしれない人達は出ます。でも下働きの中国人とかは出ないかな。しゃぶしゃぶのウェイトレスは中国人ではなくギャルだろうし。ラストの抱擁シーン、バスタ新宿に移転する前の西口バスターミナルのあたりだと思うのですが(パークハイアットホテル新宿宿泊だったし)いまあそこは中国人観光客の爆心地。ダイコクヤドラッグストアがあり、チェーンの中でもあそこは安いと中国人SNS、というかウェイボーウェイシンで広まりすぎてるから。
それと、富士山の下の新東名がまだ橋脚だけです。建設中。
こっちは前売り完売したとか。以上
【後報】
ソフィア・コッポラはファザコン。といってしまうとオワコンな映画かもしれません。
(2019/4/16)