昨夜、テレビをつけていたら、第七回惣領冬実をやっていて、モブキャラをデジタルで大きく描いてギュッと圧縮して小さくすると不自然になる、空気層の厚みがあるので、遠景はやっぱりさっさっと、概略の線だけ描いた方が、人間の肉眼で見た風景に似てくる、などの会話を聞きながら、あ~いつ諸星大二郎の回の再放送やるのかな、マニアのひとからも、録画したけどハード環境の理由で再生に難あり、など、ファンの高齢化に伴う諸事情が伝わってきたりして、けっきょくこういうのはBSマンガ夜話とか毎回見れてた時間的余裕のある階層だけの愉しみなんよ、と、世をすねたカス的自慰思考に耽ろうとしたのですが、なぜかその時、その辺のHDDやらブルーレイディスクやらに録画されていたことが発覚し、今見ながらこれを書いています。
公式
「マンガ誕生」の瞬間を同時体験する異色のドキュメント。第5回は伝奇ミステリーの巨匠「諸星大二郎」。執筆部屋には骨!?伝説的な奇才が紡ぎだす不思議な世界は必見!
普段は決して立ち入ることができない漫画家の仕事場にカメラが密着、その貴重な映像をもとに浦沢直樹が同じ漫画家の視点から切り込んでいく。▽第5回は伝奇ミステリーの巨匠・諸星大二郎▽重ねた線で描かれる独特の不穏な雰囲気▽漫画家が憧れる唯一無二のイマジネーションの秘密とは?▽「漫勉」史上最も無口な、驚きの素顔▽画業50年なのに「絵に自信がない」!?▽修正液、原稿の切り貼りと超アナログな執筆。永久保存版!
<事前に得ていた情報>
(1)
浦沢直樹が文化放送「純次と直樹」で、取材時全然喋ってくれない作家さんがいて苦労したと言っていたらしいです。勿論それが誰かなんて言わない。
(2)
エドワードゴーリーのTシャツを着ていたとのこと。エドワードゴーリー知らないので分かりません。
<見ながら思ったこと>
(1)
(2)
日韓ワールドカップも、全試合録画したがために一試合も見なかった私ですので、これを最後まで見れるか疑問。
(3)
上記Tシャツなど、画面をキャプチャーしたくなる誘惑にかられます。だから録画はよくない。こういうのもう良心に基づいたルールがありそうに思うのですが、どうなんだろう。
(4)
浦沢直樹がカオカオ様出したのは、マガジンハウスから頼まれたとする陰謀史観。京都マンガミュージアムでゴチエイと対談した時でしたか、別の時でしたか、シグナル叢書があったからか、質疑応答で光文社の営業の、押しの強そうな人が喋り出したの思い出しました。
これを書きながらNHKエデュケーショナルの公式みたら、再放送は来年一月七日だそうです。
今週のお題「自分にご褒美」
以上