『定額制夫のこづかい万歳 ~月額2千万円の金欠ライフ~』VOL.2 "SUBSCRIPTION HUSBAND" by Koji Yoshimoto(モーニングKC)MORNING KC 読了

その辺にあったマンガ。COVER DESIGN : 装幀 SEIKO TSUCHIHASHI (HIVE&CO.,LTD.)土橋聖子(hive) 私の読書感想が悪意のある誤字なのか、愛のある誤字なのかは自分でも分かりません。ヒント:埼玉

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世の中から熱視線!!! SNS大激震! 宝島社『このマンガがすごい!2021』オトコ編第17位にランクイン!! “ステーション・バー〟回含む神回続出! なにかと話題が尽きない大人の“お金のたのしい使い道〟マンガ! 『TV BROS.ブロスコミックアワード2020大推薦9作に選出!

このマンガがすごい第17位って、微妙でもありますし、第何位まであるものなのかと思いました。ちゃんとランキングされてるのか、同率同位があるのか。TV BROSは、ホイチョイがイラスト描いてる小学館のアレなので、それが音羽グループの本を推薦してる段階で、イルミナティの関与を疑うべきではないかと。下記の褒め殺しのように、如何に褒め殺そうとも、殺されない、逆に正当防衛で白昼堂々返り討ち公開処刑するだけの力がついていると考えればいいのか。

www.j-cast.com

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SUBSCRIPTION HUSBAND

英題は本書あちこちにある、上記表現から。どう考えても、「サブスクリプション・パパ」略してサブスク・パパのほうがウケがいいしおぼえやすいと思うのですが、①うえやまとち先生に恐れ多いし、こどものために親が汗かく的物語は好かんと、と作者がいやがってやめた。②うえやまとち先生が首をタテにふらなかったですばい。③使いたかったのだが、既に中国人が商標登録していたので使えなかった。さてどれでしょうと。

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上は私がペイントを使って、ノーパソのタッチパッドで描いたカケアミです。この人の絵は、どうにもカケアミの多用が、特色でもありますし、自宅の壁や、部屋着のジャージのヒザや白Tシャツの肩にこれが使われてると、汚らしい印象を抱いたりもします。いちいち手書きしてるはずもなく、フォトショペなんかだとカケアミブラシなど、デジタル処理が簡単に出来るようなので、それでサクッと仕上げてるんだと思いますが、たぶんないと不安なだけで、なくても誰も手抜きと思わないので、一度、この話を、上條淳士みたいな絵で描いてみても一興かと思います。

その壇蜜、俺にも貸してくれよの人のマンガとちごて、読者からの投稿、応募はこの巻ではまだ募ってないようで、作者の日常での出会い、交友関係などからネタを丹念に拾って、掲載許可を得て、描いてるようで、いつ一般からネタ提供を募るか、なやましいところだと思います。

www.tv-tokyo.co.jp

万引き家族がこんなところにも。

前半と後半でおそろしく熱量に差があって、前半は緊急事態宣言(第一次)のコーフンが冷めやらぬ頃、後半が「GoToでゆるんだ」頃だとすると、

頁34

むしろ楽しくてさぁ~!

“制限〟というエキスが

あったら こんなになんでも

充実するんだなって…!! 

 というセリフが、そのままこのマンガにも当てはまると思いました。

初出:モーニング'20年24号、30号、31号、36-37合併号、40号、46号、50号、'21年2-3合併号。

後半は、突堤でなく釣り船で海釣りの話が、ちょっとこのマンガじゃないなと思いましたドクダミ茶は試してみようと思いました。縁者が試したことがありましたが、そのままうっちゃってた)また、マイカーが逃げ場というのは、かなり聞く話で、森田芳光家族ゲーム」だって、チュウチュウ出来ないじゃないかの旦那が松田優作と密談するのは四ドアセダンの中だったと思い返しました。さらにいえば、三密回避、もしくはテレワークで、客にながっちりをさせないために、最近のコーヒーチェーンはコンセント密封してる店が多いと思います。少なくとも神奈川県県央はそうです。スマホゲームに憑りつかれた亡者たちを排除したいだけかもしれませんが… 都内はそうじゃないのかな。どうも最後の話は、コロナカなうな話でないような気瓦斯。

ただ、歩け歩けの箇所は、最初に帰って、作者、ハードオフに行くだけなのに、なんのためらいもなく、ETCで上使う(有料道路使う)場面に対する自家発電的な皮肉とも思いました。下使えばガソリン焚くだけの費用ですむだけやろがい。なんがかなしゅうて、セコハンショップに行くだけなんに高速代のお金払うのさ。月末払いだからって、感覚麻痺してないか。上使った方が燃費がよくて、どっこいどっこいの法則でもあるのでしょうか。でも、下記のように、深夜で軽自動車なら高速道路料金が¥30の区間(それ以外でも¥40)もあるので、いちがいにはいえないかもしれません。

ルートマップ | 料金・ルート検索 | 高速道路・高速情報はNEXCO 中日本

一巻読んでないので、何故作者の奥さんがキッチンドランカーなのか分かりません。ここで云うキッチンドランカーは、キッチンで飲む人の意味です。

オンライン飲み会の話がふたつ続きますが、やはり一つ目の、不安の立像が泣けます。泣けるというか、頁37のように、なんでもないのに泣いてしまうのは、私も何度も日記に書かしてもらったりしてますが、メンヘラ的にあまりよくないことかと。泣くことは成長じゃない。私の知人にも週プレ毎週買ってる人がいますが、ホンモノの新左翼キリスト教徒です。ある意味矛盾した存在ですが、だから週プレなのか。週プレもそれなりに偏った雑誌だと私は思っていて、しかし、SAPIO週刊金曜日に比べれば、まだましなのでしょう。というか、偏ってないジャーナリズムなんかないのかもしれません。

そこから、天下の10万円給付を作者四人家族は如何に使ったかという怒濤の展開になり(ネタバレで云うと、子ども二人の20万円は貯金)築30年の畳替えに10万円、防犯用カメラ付インターホンに2万円、最新オーブン1万円、コーヒーメーカー7千円(先代はアクションというあだ名の人が独身時代に購入したもの)等々が語られます。

そして、おこづかい0円というキセキの世代の人が登場し、ピーク(絶頂)に達します。ここまでがあまりに盛り上がったので、後半流した感じに見えてしまいました。

アクションというあだ名の人のオンライン飲み会の話で、一人用ホットプレートが出たり、かつて飲み歩いた店が、さくら水産とスペインバルと日高屋だったり、自家用車で籠城する男が、蓄電池や小型冷蔵庫やミニクーラーや電気毛布で過ごすさまが、なんというか、物欲とチェーン店が目白押しな感じでした。ディスイズ埼玉。非常に印象的。事実上のチャイナタウンの21センチュリー西川口なんかカケラも出ない。ウイグル料理も出ない。そりゃ出ないか。うどん定食もゼリーフライも出ませんが、それは、そういうマンガじゃないから。ベトナム人実習生のおこづかいを調べても、きれいごとか、告発マンガしか描けないだろうし。以上です。