『キラキラとギラギラ (1) 』"KiraKira & GiraGira / MY DESTINY. ROMANCE WITH VIOLENCE."(I'm glitter, You're glaring.)(HARTA COMIX)読了

担当 塩出達也 装幀 川谷康久 【初出】ハルタ vol.91~vol.96

ジャケ買いみたいな感じで買ってみたまんが。番長路線というより世紀末救世主寄りの絵でした。東京リベンジャーズ(私は読んだことないです)の時代が現代21st centuryですので、そこにあばれ天童やドッ硬連の設定を出すのも気が引けて、やってない感じです。喫煙唾吐き等の所謂典型的なヤンキー造型はありません。カメレオン(私はいまだにこのタイトルはストリートスライダースから来てると信じてます)やエリートヤンキー三郎などいろいろパロディ作品があったので、もうあまり考えたくないのだと思いました。アイデアをうすーくのばして頑張っていて、二巻は飛燕もしくはトキみたいな人が出るみたいです。

今の時代に……番長!?「なんだろう、今までの学校と何か違う……。」漫画誌ハルタで連載開始直後から大反響!話題作、待望の第一巻!可憐な高校生・姫路ルルが転校した先は、生徒全員が劇画調な獄門高校だった。そこで幼なじみの極楽寺禅と再会するが、彼もまた変わり果てた姿になっていて……。

帯 作中世界には携帯やスマホがないのか、主人公は友人と家電で長話します。幼馴染の男性は小学校時先行して少女マンガから劇画世界に異世界転校するのですが、学校でカルチャーショックを受けて帰宅すると、両親の造詣も少女マンガから劇画調に変わっていて、おぞけをふるうというホラーな展開でした。いっそこの場面だけ楳図かずお調の顔にしてしまえばよかったのに。そういう、往年のしりあがり寿田中圭一的な芸は見せてくれません。

左利きの嶋のモデルは、絶対その辺の中央線沿線の作者の知人だと思います。

10年ぶりに再会した幼なじみは、画風ジャンルが変わっていました。線の太さも線の多さも違うふたりのもどかしい恋物語

ので、正直、少女マンガと、ゼノンの北斗の拳セルフパロディまんがを組み合わせた世界から外に出ない一発芸なので、上述の繰り返しになりますが、しりあがり寿の昔のギャグマンガのような破壊力をみんなが持てるわけでないと、改めて思いました。たぶん飲み屋で富山県人が「キトキトとギトギトはちがいましゅよね」と酔って言ったのが発端だったと思います。

ちゃんと英題もあるのですが、「キラキラ」と「ギラギラ」の違いって英語だとどうなるんだろうと調べたことのほうが自分のためになったです。でも忘れるに1ペリカ

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あと、相原愛子という名前は、相模原愛川ICと、相原高校からとったんだと思います。リニア移転。以上