初出は月刊モーニングtwo2021年2月号~6月号、8月号、10月号、11月号。
装丁・口絵デザイン/シマダヒデアキ(L.S.D) まるまるまるまるはサソリ女。八戒とオパチの前で酒飲んでる武将が誰か分かりません。いま諸星原画展やってる足利で買おうと思いました。原画展では売ってないかったので、書店を探そうと思い、スマホ持ってないので、さて、と首をかしげて、美術館の向かいの建物をしばし眺めました。
高校と塾と、それから、書店と書いてあるので、書店だろうとアタリをつけて、ずんずん入ると、書店でした。で、諸星コーナーがどこにあるかは、私は自力で探し当てましたが、店員さんに聞いた方がいいと思います。こっちの入口は閉鎖して、お手数ですが向かいの正面口へお回りください、と、デカデカと大書しておけばいいのに。余計なお世話ですが。
表紙
血臭にまみれたスラムで、悟空と牛魔王が一触即”殺”! そして妖少女・アマルカらの毒が社会を侵しはじめ…。
裏表紙
寧戎城のスラムで、孫悟空の行く手に、またも現れた牛頭の巨影。決闘を前に、悟空の脳裏には奇妙な幻影ヴィジョンが…。二人を会わせないよう画策した、不気味な老婆は何を知る!? モロホシ版西遊記、謎が謎を呼び、超人相撃つ第3巻!
オパチはいろっぽくはないけれど、仕事が仕事だし、病気とかあって(梅毒はこの頃まだ新大陸からもちこまれてませんが)死んじゃいそうだと思いました。なんだったかなあ、バングラディシュの売春窟を取材した本を読んでた時だったか、出てくる少女が、こういうところで働いてると赤ちゃんがうめないからだになるってホント? とルポライターに聞いてくる場面があって、ちょっとそれを思い出しました。
講釈師もワクチン打ったわけですが、通臂公が「わしはどこまで悟空と行けるじゃろう」と言ったときの心境を、新刊が出るたびしみじみ感じるファンは何割くらいになってるだろうとも思います。白土三平はついにカムイ伝バックれてアナザーワールドにいかはったわけですが、今長期連載残してる何人が、最後まで行ってやると決意してるのか。この漫画はインドまで行かないかもと、もうとうに明言してるわけで、それくらいのほうが、ヘンにガチに紅天女描き切ってがらかめとか考えるより気楽で、やりやすい気もします。以上