『死んだかいぞく』"THE DEAD PIRATE" by SHIMODA MASAKATSU 下田昌克(ポプラ社の絵本70)POPLAR PUBLISHING CO., LTD. 読了

ほかの人のブログを見ていたら、イランの絵本作家の展覧会のことが書いてあり、それは終わってしまっているのですが(ごく短期間)関連で板橋区立美術館「2024イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」のことが出ていました。

2024イタリア・ボローニャ国際絵本原画展|板橋区立美術館

その作品リストをつらつら見て、海外作品は邦訳されているか分からないので、邦人作家のこれなら読めるだろうとアタリをつけて図書館で借りました。

www.poplar.co.jp

ボローニャ・ラガッツィ賞という賞の特別賞(スペシャル・メンション)を受賞した作品だそうで、1967年生まれの作者は1994年からバックパッカーやってたそうなので(いちばん円が高かった頃ですかね)どんな内容かはかいもく見当がつきませんでした。

装丁 坂川栄治+鳴田小夜子(坂川事務所)

編集 長谷川慶多 小堺加奈子

プリンティングディレクター 十文字義美

私の海賊観は黒ひげ危機一髪で止まってますので、パイレーツオブカリビアンコムの世界がここにあらわれてしまうと、世代間のギャップを感じずにはいられません、と、1967年生まれの作者に言ったらそれはおかしいのですが。

maps.app.goo.gl

www.youtube.com

死んだ(裏切りで殺された)海賊が船上からどぼん、海の底で白骨化するまでの物語。死んだけれど意識はあるので、つぎつぎ現れる海の生きものにたかられながら、感慨に耽ります。

以下、だらだら検索で出たサイトを貼ります。

www.kaijipr.or.jp

dic.pixiv.net

数日前に、娘を残して自裁する母親のマンガの感想をあげたばかりですが、こういうふうにおちついて終わるのなら、それはそれで。えいえんに時間がある時代の子どもは読んでどういう感想を抱くんだろう。以上