『とめはねっ!鈴里高校書道部 14』 (ヤングサンデーコミックス)読了

家に転がっていた本。何時の間にか完結してたんですね。
ヤンサンとスピリッツ合併の煽りをまともにくらって、
(同様にあおりをくらった鉄腕バーディーもその後未読のまま)
掲載号がいつなんだか、それによって単行本の刊行時期もいつなんだか、
掲載時期が一定しないと、作者的にもコンディション調整とかどうなのか、
ポテンシャルというかモチベのバラツキ、波が生じたりしないのかしらん、
と思っていました。家人のマンガなので初期の巻しか読めていないのですが、
それでいきなり最終巻で、前巻に井上有一という人の「噫横川国民学校」という作品が出て、
大変な反響があったと書いてあり、しかしそこは21世紀に於ける人類第四発明、
検索にて画像を拝見することで補いましたので、13巻は未読のままです。

本巻でも顔真卿についてことこまかく解説が出るなど、
どうしても書というと伝統中国の文化に触れざるをえなくなり、
それでこのマンガもかながきを特筆するなどバランスに苦慮したりもしたようですが、
私は、中国で、漢人から、日本には書「」があるが、
中国の书法もよいものだ、
などの意見を聞いたことがあり、
両者を別物として、それぞれの特徴、よいところを書いた箇所はないかな、
と思いました。全巻読んでないので分からない。
で、私の見た书法は、書き足しなど全く自由随意で、一筆入魂とは別世界でした。

スペリオールは継続したのにヤンサンが休肝廃刊になったのは、
ゴチエイが村田が野球やるマンガ以前の根元敬を評して、
飲めない酒を吞んで絡むようなマンガ、といいましたが、
そんなマンガが多くなったからという気もします。
また、遊人のエンジェルみたいな作品が出た理由も社内的に演繹されたのかどうか、
土田世紀編集王では、当該編集者の過去、人格形成の物語みたいなものが語られましたが、
ほんとに小学館内でそんなことを突き詰めてたら、そら大変だな、と思いました。

なんとなく、前園はアレだが奥大介は、みたいなことを考えましたが、
この読書感想と関係ないので割愛します。
ラモスにビーチサッカーで拾ってもらって、それでみたいな…いや、割愛割愛。

文武両道という、仙台一高のスローガンみたいな道を往くキャラが出ますが、
実際にもそういうモデルとかいたらいいな、と思います。
スラダンの作者が書道いいですよ落ち着くみたいなことを前世紀書いてましたが、
アスリートでなくスポーツマンガ家だったのが惜しむらく。
で、仙台二高は文武(どちらか)一道がスローガン、と訊きましたが、
ほんとうでしょうか。検索未。

帯をギュッとね、の登場人物とその後、みたいのも登場してて、
略す当時の風潮に即して言うと帯ギュ、は読んだことがあるので分かりましたが、
モンキーターンは読んだことがないので、出てきても分からなかったでしょう。
分からない。寿にボートピアも出来たし、次は、神奈川を舞台に、
新たな競艇漫画書いてもいいのかもしれないと思いました。
このマンガの舞台の鎌倉は、むかし宅配便の仕分け所でバイトした時、
とにかく鎌倉宛の荷物というとゴルフバックだったので、
セレブの土地だなあ、と思ったのを思い出します。
あの頃は、今もですが、雪の下教会とか知らなかった。以上