『戦いすんで日が暮れて』 (講談社文庫)読了

佐藤愛子の本を読んだことはなく、というかお名前も、
ロクに存じ上げておりませんでした。佐藤紅緑の末娘、と言われても、
佐藤紅緑知らへんだ、と今書きつつ、嗚呼玉杯にナントカは読んでました。
サトウハチローの妹でもあるそうですが、サトウハチローこそ知りませんした。
キダタローなら知ってるのですが。なんでサトーでなくサトなんだろう。
下記の方等、同姓同名多数(画像検索するとなんぼでも出てきはります)
https://kotobank.jp/image/dictionary/talent/2000064081.jpg
https://kotobank.jp/word/%E4%BD%90%E8%97%A4%E6%84%9B%E5%AD%90-511331
なんで読もうと思ったかというと、直木賞獲ったのがコレだということと、
あともう一つ、もう一冊、これから読む本のほうで理由書きます。
カバー装画:風間完 解説:今官一
解説の、獅噛みつきという当て字は初めて見ました。
「西の田辺、東の佐藤」だそうですが、テイストがあまりに違うので、
猪木アリ戦のように、試合にならないのではないかと思います。
西のしとはみんなうっとりしそうですが、東のしとは、
「お前行くんか、チャレンジャーやなあ」の世界ではないかと。
頁162のキャラバンサライというレストランが分かりませんでした。
その次のページの、六本木のセリナは、瀬里奈だと思います。
イランのテヘランにもあって、大昔、旅行中に立ち寄って、
マグロしかない寿司と石焼き肉とか食べました。
隣のテーブルに三井石化とか留学の人がいました。
公定レートが1$60リアルくらいだったのが、
闇レートで1,000くらいいってたのかなあ。それで行けた店。レートは、
記録を全部捨ててるのでおぼろげなんですが、下記検索結果から類推。

一般財団法人日本エネルギー経済研究所の資料 2007年3月
イランにおける石油精製業の現状と課題1
http://eneken.ieej.or.jp/data/pdf/1455.pdf#page=17

頁92、旦那の借金の中に、競馬でスッたという箇所があり、気になりましたが、
ここだけでした。Wikipediaを見ると、借金が膨らんだ時に、
夫から偽装離婚を持ちかけられて離婚となっていて、なんだこの率直さは、
お聖どんアドベンチャーの世界にはありえない、と思いました。以上