健康で文化的な最低限度の生活 5 (5) (ビッグコミックス)
- 作者: 柏木ハルコ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2017/05/30
- メディア: コミック
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帯
福祉が
アル中に酒飲む
金与えて、どーすんの!![生活保護]がはらむ問題に鋭く切り込む、
衝撃の新章スタート!!(5)
これは大家さんのセリフで、頁138。あとのセリフは、
アル中悪化させてどーすんの!!
そのあと、当該者の奇行説明が大家さんの口から出ます。
正直アル中はまだ早いかな、と思ったのですが、
(ギャンブラーや薬物のほうが喫緊だし忖度すれば?と思うので)
話の流れとして、その前の話で、対象者に積極的に関与すること、
巻き込まれるリスクを冒しても関わっていくこと、
に対する主人公の若さとかやる気とか背中を押す経験豊富な先輩とかがあって、
(こないだこのマンガ検索したら、自他の体験から、
こんなに親身になるケースワーカーなんているわけねー、
と叩いてるブログかなんかが上位にありました)
それでその次の展開で、巻き込まれて、共依存共倒れるリスクの例として、
アル中が出たみたいです。主人公が自分を励ましてつぶやくのが痛々しい。
頁129
「伴走型支援♪ 伴走型支援♪」
表紙のキャラは、今までも出てきた福祉採用の同僚ですが、
帯が帯だったので、月亭はx…酒害とかでいろいろ活動されてる人モデルかと、
思ってしまいました。全然関係ありませんが、最近の朝日新聞も、
伴走型支援のルポ書いてたので、業界的にマッチポンプ?、とも思いました。
まず、断酒の三本柱とつながらない依存症者のあるタイプが出て、
(心を許すとかけてくる電話が終わらないとか、勝手に退院して、
医療費使っちゃ悪いと思ってとか言ったりとか、でも救急車は自分で呼ぶとか)
断酒会が出て、家族参加と言う大事な特色がきっちり描かれて、
(そういえば、海外のフィクションでもう一つの自助グループを描いた作品で、
家族だけのほうの自助グループまで描いた作品をまだ知らないです)
かつて依存症者だった(今は違う)、という認識やカテゴリ分けはない、
今もだよ、飲まないだけ、治らないけど回復はする、という基本中の基本が、
当事者のセリフとして明言されてます。
ノンアルコールビールの扱いについてきっちり書いてくれてるのもよかった。
そう、自助グループをしっかり紹介出来るので、アル中テーマなのかしれません。
第41話「はじまりは急性膵炎」なので、
どこかで君の膵臓がたれたいのパロディが出るかもですが、出ても、
私は読んだことないので(まとめサイトであらすじネタばれは読んだ)
分からないと思いました。以上