『七つ屋志のぶの宝石匣 (2)』(KC KISS) 読了

 年末大掃除発掘シリーズ

七つ屋志のぶの宝石匣(2) (KC KISS)

七つ屋志のぶの宝石匣(2) (KC KISS)

 

 読んだのは初版。装幀◆関善之(ボラーレ)

石匣

 のだめカンタービレ「音大」と並んで

二ノ宮知子が描きたかったテーマ

『宝石×質屋』の世界!

 あとがきによると、2001年にのだめと質屋マンガ、ふたつの連載企画を担当に提示した作者が、まずのだめを選択され、その15年後に着手したのが本作だとか。他の漫画家にプロット売ればよかったのに。売れなかったのかどうか。自身の漫画の面白い人の原作が必ずしも面白いとも限らないですが、俺物語のように、自分では絶対やらない展開を試せるチャンスだし、並行宇宙で「原作:二ノ宮知子」で世に出るこの作品が見たい気がしないでもないです。頁120のセクハラ場面なんかどう描いたのか。セクハラとして描いてほしい。

今号のビッグコミックオリジナル読んでたら、吉田戦車のまんがで、伊藤理佐が「ニノモヨ飲み」に参加してきたというセリフがあり、この漫画の作者が、福音戦士と同姓婚?したアンノの人と組んで飲み会を催していると知りました。おわり。

あと、平場と呼ばれる業者の競り市が登場しますが(頁83)古書の競り市で、封筒の底に白紙を四角に折って入れておく「おまじない」など思い出しました。

とにかく眠い目をこすりつつ読み進めただけなので、こんな感想文です。

以上