チラシより。
2003 第1作
ラブン Rabun
2003|カラー|90分|出演:M・ラジョリ カルティナ・アジズ
MVA最優秀アセアン映画賞受賞
定年を迎えた父、母、就職したばかりの娘オーキッド。父は定年を機に田舎の実家を改築して暮らそうとするが、近隣の住人とうまくいかず…。家族の肖像をコミカルに描く。「ラブン」とは、目がかすむことの意味。次作から主役となる“オーキッド”が登場した記念すべきデビュー長編。
提供:Primeworks 協力:一般社団法人コミュニティシネマセンター
英語タイトルは映ってました。中文名は维基百科"自由的百科全书"より。始まってすぐピンと来ると思いますが、かすみ目とかでなく、糖尿の合併症かなあと。あーでもそうすると、インシュリン打つ場面がないから違うか。
まあまあ寝てたので、オーキッドとかよく覚えてません。というか、これをまず見たので、この時点では、作者の分身であるオーキッドに、特に思い入れはないです。
劇場作品じゃないだろうと思いながら観て、そのとおりテレビ作品でした(by Wikipedia Information)これで賞獲ったってウソでしょう? コネかな? マレーシア映画衰退するわけだわ、とは思いませんでした。金子修介的に言うなら、最初にシナリオを完成させて着地点を決めておかなかったのだろう。で、予算がなくなったのか時間がなくなったのか分かりませんが、建物等静止画像に会話の音声をかぶせて、安直にストーリーを進めていく手法が目立ちました。視力の衰えたオッサンの演技は流石でしたが、ヤスミン奥巴桑…
パパとママが仲睦まじいのは分かりましたが、1,000リンギットの工賃を倍の2,000リンギットで請求して半分中抜きするとか、マレー人はボッタクリ具合が激しいと思いました。なんだよ倍額にして差分ぜんぶ懐に入れるとか。
私はマレーシアはペナンくらいしか行ったことがないのですが、食事や急速休息で使う屋台は、いちばん安いインド人(タミル人)ばかりでした。ちょっと張り込んでいい時だけ、華人屋台に行く。で、マレー人の屋台は、ラクサとかの屋台が、あることはあるんですが、店舗数も少ないし、なんというか、内容に比べて安くない。ので、後学のために行ったって、感じでした。そういうのも今思い返すと、プミプトラ政策下の、社会の反映なんですね、たぶん。
で、生きものの死骸とか、枯らされるとか、またたいがいなことされるなあと。マレー語と英語は出ますが、中国語、どうだったかなあ。忘れました。主要な舞台がカンポンですので、中国語出る必然性はないかと。でも広東語は少し出たかも。覚えてないです。
この次に観た映画がグブラで、その次がムクシン、そんでもって細い目(セペット)、ムアラフ(改心)この順番で観れて、よかったなと思えます。なんとなくですが、細い目先に観ると、引き摺られるような気がする。
この監督の第一作品で、いわば原点で、これも家族の物語なので、みんければならんのかなあと思います。ムクシンのエンドロールにつながってしまうし。
順次、他の作品も感想を書きます。以上