『ペルーのごはん』"Peruvian meal"(絵本世界の食事⑮)Picture book World meal⑮読了

編集/竹田央(株式会社ぷう)装幀/佐藤正久(株式会社スペース・ユー)絵 加藤タカ 企画 銀城康子 表紙写真 アマナイメージズ 取材協力の方二名 参考資料巻末カバー折記載 2008年初版ですが、読んだのは2018年の三刷。それだけ需要があるロングセラーということだと考えます。

ペルーの料理について知りたいと思って、紀伊国屋でポイントもためたかったので、えいやで買った絵本。けっこうな値段ですが、それだけ買う人がいるんだなと。

レビューを見ると、マーモットの仲間の丸焼きがまあまあどうとか書いてありましたので、写真があるのかと思ったら、写真はなく、絵だけでした。なので、なんということもなし。

慶応大学が出したブックレット『ペルーの和食』や、ペルー料理店で見聞きしたこともあわせて、少しずつペルー料理がどういうものか、理解を進めようと思います。

チキンの丸焼きなんか、どこでも売ってるので、何もペルー料理店で作ったり売ったりしなくてもと思ったのが、ペルーではとてもポピュラーなので、やっぱり売ったり買ったりしたくなるとか、チチャモラーダという紫トウモロコシのジュースを、ほんとにいちいち自家製で作ってたら大変だろうと思うのですが、自家製の作り方がわりと頭のほうに書いてあったり。

三食、一週間の献立が載っていて、ペルー料理店は、私の考える洋食のイメージと違い、パンとライスを選ぶかたちでなく、最初からごはんやパスタなので、パン食どれだけするんだろうという疑問があったのですが、読んでとけました。朝はパン、昼がメインでごはんなど、夜は軽め。夜が軽めなのは、高山病予防で、夜にあんまり食べたらいけないからだそうです。

また、ジャガイモそのままでなく、フライドポテトを料理に応用してるのは、もともとジャガイモを長期保存するために水分をぬいて乾燥保存する生活のチエがあったからだと理解しました。本書にはフライドポテトまで書いてませんが、たぶん、手製の乾燥ジャガイモ、チューニョを都市化でフライドポテトに置き換えたのではないかと。

本書のよいところは、こども社会向けに、テーブルマナーについて明記してる点で、テーブルの下に手を入れず、手はテーブルの上に出す(ひじつきは日本同様NG)皿を持ち上げないなど、いろいろなルールが書いてありました。スープをすする時など音を立てないのは、いかにも西洋で、勝手に席を立たないというのは、中国系にとってありのような、なしのようなと思いました。

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上は中国かいわいのヤフコメで知った、動物をさばく、ギリのラインをねらった動画をあげる中国人の、〈竹鼠〉丸焼き作成動画。クイを食用に輸入して、こういう名前なのかもと思ってますが、確認してません。

セビチェの残り汁は、「虎のミルク」と呼ばれ、栄養満点で滋養強壮にいいので、残さず飲むとあり、年賀状に困っていたので、これだと思い、ペル―料理店に行きましたが、クリスマスイブのテイクアウトでとても混んでいて、食べて残り汁の写真を撮るなんてとてもとてもで断念しました。というか、残り汁の写真なんか映えないです。検索すると、カクテルみたいな感じで、最初からスープ部分だけをグラスいっぱいに作って特別メニューで提供したり写真に撮ったりしてるのが出ました。

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しょうがないので、スープが見えるセビチェの写真に、当該単語をつけて、年賀状に。"Leche de Tigre" あけましておめでとうは、スペイン語で"Feliz año nuevo!"というそうで、だいぶ英語と違うと思いました。

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以上