ケーズデンキの会員証が見つかりません

TRICKORTREAT

人形シリーズ 海老名編 まだまだハロウィン前の写真で~す(棒 でも今、クリスマスの人形あまりまだ撮ってません。雪だるまはそこそこ見かけますが…

今朝は、早起きしてワールドカップでも見ようと思ってたのですが、けっきょく、着替えてラジオ体操ぎりぎりの時間になってしまい、帰ってから、あれこれ雑用をし、ぽつりぽつりと雨が降るので、ゆすりば、否ゆずりはを伐ろうかどうしようか悩みつつ、だらだらストレッチなどもしました。平熱。トイレ二回。

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"sopa de la casa" 牛肉と野菜の自家製スープ。とうもろこしの輪切りとそうめんが入ってる、日替わり定番のスープ。なんでソパデカーサでなく、ソパ・デ・ラ・カーサなのかは知りません。デ・ロッシ。デラペニャ。

日替わりメニューに、見慣れぬ名前の料理があったので(私が見慣れた料理なんてたいしてないことは不問)頼んでみました。

Chi・jau・kay
オイスターソースやシナニッケイ(シナモン)など色々なスパイスで鶏もも肉を漬けて揚げたペルー風中華料理

例の、スプレマ・デ・ポヨでしたか、豚カツや牛カツはミラネサなのに鶏はスプレマであるということばはいきもの的名称の鶏カツに似てますが、たぶんちがう。唐揚げの衣なんだろうな、で揚げてます。ねぎが散らしてタレがかかってるとすぐユーリンチーかなと思ってしまいますが、〈油淋鸡〉*1オイスターソースもグイピィ(桂皮・ケイヒ)も使いませんので(使うかも)別料理なんだろうなあと。

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スペイン語ウィキペディアだと抹茶蕎麦みたいなよく分からない写真を使っているのですが、検索で出る画像は、やっぱりカラアゲにタレをかけた感じです。

料理名"Chi・jau・kay"については、そもそもペルーの中華料理をさす「チファ」"chifa"じたいが語源諸説入り乱れなので、分かろうとするのは困難ですが、「カイ」が、広東語のニワトリだべなくらいは推量がつきます。

雞 - Wiktionary

広東語のガイがそのままタイ語になって、カオマンガイのガイになってるのは有名な話で。

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"jau"は、ここはあえて、広東語で蠔油や油淋の〈油〉をジャウと読むらしいので、それと考えてみます。なんだっていいんですけどね。チファ料理官話語源説に対応して北京語で考えて、〈椒麻鸡〉なんかの〈椒〉"jiao"と考えてもいいし、醤油の〈酱〉"jiang"の語尾がまるっと消えて聞こえたと考えてもいいし。でも"kay"と呼応させたいので、いちおう広東語として考えてみました。

蠔油 - Wiktionary

"chi"は分からないというか、なんとなく中華なのでチファのチと、北京語が分かると〈鸡〉"ji"(チー油のチー)ともカブるので、それでいいやみたいなことではないでしょうか。邱永漢も由来が分からないと言っていた謎の英語中華料理「チャプスイ」に関して、最近、ハングルの「チャプチェ」とも横浜の「チャブ屋」とも重なるので、どうとでもとれていいやね、的に語感が気に入られた可能性もあるんじゃないと思っていて、"Chi・jau・kay"も、その程度で考えておきたいなあと思います。

チーファ - Wikipedia

日本語版ウィキペディアではチファの語源について、「酒飯」説と「喫飯」説をふたつあげてますが、漢文版では〈饎飯〉"xifan"説をあげてたりします。

饎飯 - 維基大典

拡大。あまりペルーっぽくないので、もっとペルーペルーした食事をしたくて行ったなら、ちがうという感じになるかも。

www.youtube.com

いろんなクッキング動画が出ますが、上のが、お店のもこんなんかなというやつ。ヤキメシ"arroz chaufa"と合わせるというのはWikipediaでもそうなってるので、納得。

Facebook

Duelo de sabores: ¡El dulce tipakay o el crujiente chi jau kay! ¿Quién gana?

ヤンニョムチキンみたいなのとチ・ジャウ・カイを戦わせてるFB。" tipakay"という料理で、ほかのサイトを見ると、ヤンニョムではなく鶏の甘酢、〈糖醋里脊〉みたいに見えます。

www.recetasgratis.net

さてここで、よせばいいのにもう一品頼んでみました、無意識に。

Jalea de pescado
カジキマグロをオイスターソースなどで味付けしたから揚げサルサのせ

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"jalea"はジェリー、ジュレ的な意味で、カジキ(ペスカド)のオイスターソース漬けから揚げをそう呼ぶのなら、"Chi・jau・kay"の"jau"も、スペイン語ジュレ語源説がニワカに高まってきますよという。

jalea real の発音: jalea real の スペイン語 の発音

しかも、よく考えると、"jose"がホセになるスペイン語のあのルールがあるわけですから、"Chi・jau・kay"は「チ・ジャウ・カイ」でなく「チ・ハウ・カイ」 "jalea"のはっちょんが、「ジャレア」でなく「ハレア」であるとFORVOで見て、ガーンと大ショック。忘れてました。

〈油〉の広東語だ〈椒〉の北京語だ言わなくても、「チ・ハウ・カイ」なら、〈蚝油〉(オイスターソース)"haoyou"の〈蠔〉"hao"(北京語)でいいじゃんという。オイスターソース、ジュレ、どっちの音も似てるので、「ちゅうかなオイスターソース / ジュレの鶏肉」

ここからは蛇足ですが、オイスターソースで下味をつけてないカジキの唐揚げは"Chicharron de pescado"というそうで、チッチャロンはフィリピンだと揚げた豚皮のスナックで通ってますが、アドボ同様、同じラテン文化圏でも、世界でいちばんひろい海、太平洋を隔ててしまうと、中南米とではやっぱそれなりにスペイン文化の受容が違うんでしょうねという感じで、ペルーではチッチャロンはから揚げの意味になるようです。とさらっと言っても、ここまでの流れで私の言うことに説得力ゼロ。

Chicharrón - Wikipedia, la enciclopedia libre

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/stantsiya_iriya/20220902/20220902215357.jpg

以前この店で頼んだ鶏胸肉の唐揚げ、"Chicharron de pollo" この料理の鶏肉を、下味のオイスターソースにつけたら、"Jalea de pollo"になるのかと問うたところ、試したことない、考えたこともなかった、どういう味になるのか想像もつかないとのことでした。が、それは、日本語で質問して日本語で答えてもらったので、頭が回らなかっただけで、たぶんスペイン語で会話してたら、すぐ、それだ、それがチ・ハウ・カイになるんだよ! と即答してたかもしれません。※チ・ハウ・カイのソースはハレアとはまたちがうので、やっぱり違うよ、という結論の可能性あり。

私の知らない料理で、プリミティヴな素材の力、まったく縁のなかった文化の料理というのは、たぶんセネガルを始めなんぼでもあるんでしょうが、ペルーのように、クレオールで、西欧料理(スペイン料理)中華料理ともになんとなく近い料理も知ってるんだけど、なぜこういう発展形になってるのか相当謎で、しかも洗練されてる料理というのもなかなかないと思います。どうもそのへん、ペルー料理の本を見ても、アンデスの野生に近いじゃがいもとか、クイの串焼きとかが前面で、リマを中心とした海浜の都市部の料理が、こんなに特色があるというのが、なかなか分かりづらい。

stantsiya-iriya.hatenablog.com

stantsiya-iriya.hatenablog.com

世界の食文化 中南米

ペルー・アマゾン―先住民マチゲンガ

「本当の食い物」ユカ/女に尻をたたかれて森へ/魚の分配と男の威信

ペルー・アンデス

「インカの末裔たち」が暮らす村/「イモづくし」の食卓/生きつづけるインカの伝統

ペルー海岸地域

ペルー料理を支える豊かな食材/盛んな漁業/前菜、スープ、主菜、デザートのフルコース

農文協の本の海岸地域を書いてるのは、小西紀郎というリマの日本食レストランオーナーシェフの方なんですが、ほんと文量が少なくて、もっと書きたかったろうなという。

Toshiro Konishi - Wikipedia

コストがあれですけど、最初に食べたロモサルタード(どのペルー料理店でも邦人客が来ると無難なので勧める料理がロモサルタード)でいきなり、なんでフライドポテトを炒めてしまうのか理解不能なところから始まってるので、これからもメニュー完食するまで、ふところと相談しながらペルー料理を食べてゆきたいです。(ほんとは片桐はいりさんの本で読んだ、弟さんが暮らすグアテマラの料理なんかも食べてみたいですが、セネガルもそうですが、その辺のレベルになると、国内にいるだけではやっぱり無理)

下は、今日のグーグルロゴ。

www.google.com

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今日のグーグルロゴは、ジェラルド・"ジェリー"・ローソンというカセット式のビデオゲーム開発がどうこうの人の生誕82周年ロゴで、アメリカ、メキシコ、プエルトリコトリニダード・トバゴ、コロンビア、ペルー・アルゼンチン、チリ、アイルランドアイスランドポーランド、ドイツ、フランス、イタリア、オーストリア、スイス、ギリシャ、インド、ベトナムインドネシア、オーストラリア、台湾、日本ですが、下記の問題があります。

①ロゴを任意の場所に貼れない。そういうふうに作ってあるので、作った下記三人の人は、セコいなあと思うです。

(1) ダヴィオン・グッデンという人

https://www.studiozevere.com/about

(2) ローレン・ブラウンという人

https://www.labillustration.com/

(3) モモ・ピクセルという人(?)

https://www.momopixel.com/

②なんだか分からないが、下記のロゴとかぶってる表示国がたくさん。

https://www.google.com/logos/doodles/2022/seasonal-holidays-2022-6753651837109831.2-2xa.gif

Seasonal Holidays 2022

冬の初めの休日ロゴ。表示国は、カナダ、アメリカ、メキシコ、トリニダード・トバゴ、コロンビア、ペルー、アルゼンチン、チリ、ブラジル、アイルランドアイスランドスウェーデンフィンランドエストニアリトアニア、ラトヴィア、ドイツ、フランス、ベルギー、イタリア、オーストリアハンガリーチェコ、スロヴァキア、スイス、ギリシャ、韓国。

アメリカ、メキシコ、トリニダード・トバゴ、コロンビア、ペルー、アルゼンチン、チリ、アイルランドアイスランド、ドイツ、フランス、イタリア、オーストリア、スイス、ギリシャがジェラルドロゴとかぶってます。

カナダ、ブラジル、スウェーデンフィンランドエストニアリトアニア、ラトヴィア、ベルギー、ハンガリーチェコ、スロヴァキア、韓国がシーズンホリデーロゴだけの国。

プエルトリコポーランド、インド、ベトナムインドネシア、オーストラリア、台湾、日本が、ジェリーロゴだけの国。

同じ日にふたつのロゴを表示してることになってる国は、実際にはどっちが表示されているのか。アルゴリズムで任意に切り替えて、その都度どっちかを表示しているのでしょうか。

https://www.google.com/logos/doodles/2022/2022-world-cup-dec-1-6753651837110002-2xa.gif

https://www.google.com/doodles/2022-world-cup-dec-1

今日もワールドカップロゴがある(連日ある)のですが、表示国が書いてないので、表示国はないのかもしれません。作ったはいいけど使われないロゴ。

https://www.google.com/logos/doodles/2022/great-union-day-2022-6753651837109668-2xa.gif

https://www.google.com/doodles/great-union-day-2022

今日のルーマニア統一記念日ロゴだそうで、1918年に祝日になった日で、1859年から1918年まで段階的に時間をかけて、ドラキュラで有名なワラキアとかトランシルヴァニアとかシルヴァニアファミリーとかを合併して、大ルーマニア王国が出来たとのことで、そのロゴです。表示国はルーマニア

今日も、明日も、穏やかに、静かに、落ち着いて、平和に。そして、出来ることなら、自分も周りもみな、しあわせにすごせますように。

【後報】

"Chi・jau・kay"の調味料について店員さんに聞いたところ、「これを入れてるだけなんですけどね」と、"Canela china"と書かれた香辛料の袋を見せてくれて、「僕らはカシアって呼んでるんですが、これだとカネア・チナですね。なんでかは知りません」とのことでした。シナモンです。シナモンの中国語を私は桂皮だと思ってたのですが、肉桂(ニッキ)もシナモンだそうで、さらに少し検索すると、カネアとカシアは、なんとなく分かりました。

Cinnamomum cassia - Wikipedia, la enciclopedia libre

シナニッケイ - Wikipedia

Cinnamomum verum - Wikipedia, la enciclopedia libre

セイロンニッケイ - Wikipedia

シナモンにはシナニッケイとセイロンニッケイの二種類あって、シナニッケイがカシア、セイロンニッケイがカネア。しかし俗語として、カネア・チナでシナニッケイを表したりもするという。検索すると、カネア・チナというペルーのセクシーな歌手も出ました。

www.youtube.com

100万回越えの動画もあるのですが、口唇ばっかアップにされても特になんもなく、このクスコのメイキングみたいな動画が300回ほどしか再生されてないので、これをここに置きます。

別のセクシーな歌の、彼女のコメントや、やたらコメントをつける人のコメントが、一般的な文章でしたので、グーグル翻訳の日本語と一緒に貼っておきます。

Para todos los cuenteros que alguna vez quisieron chamullarnos el oido para querer bajarnos el pantalon.
私たちの耳を魅了してズボンを下げたいと思ったことのあるすべてのストーリーテラーのために。
El cuento más creativo que alguna vez me dijeron fue “JAMÁS ME METERÍA CON ALGUIEN DE MI TRABAJO”
私がこれまでに聞いた中で最もクリエイティブな話は、「私は自分の職場の誰とも口論するつもりはありません」でした。
“No puedo porque le prometí a mi mamá que la iba a ayudar con las cosas de la casa”… jajajaj
「家事を手伝うってお母さんに約束したから無理だよ」…笑
“Es solo una amiga” jajajaja
「彼女はただの友達です」ハハハハ
También me dijeron “Ya no estamooooos, ya termino todo hace meses” 🤡🤡
彼らはまた、「私たちはもうここにはいません。すべては数か月前に終わりました」とも言いました。🤡🤡

話をもどすと、"Chi・jau・kay"の香りづけには、ウーシャンフェン、アニスみたいなものも使われているのではないかと私は勝手に思っていて、それを聞いてみると、アニスはアニスティーがあるくらいだからペルー人わりと好きで、インカコーラにもアニス入ってるという話でした。チ・ハウ・カイの話ではなくなり、そらされたです。

しかしカネラ・チナの検索結果に、「五香粉」が入っていることを私は見逃さなかった。

以上

(2022/12/13)

【後報】

中津の店に訊いてみたところ、鶏むね肉のカツをスプレマ、もも肉だとやはりミラネサと呼んで区別してるそうです。なるほどな~、日本育ちの二世三世はほんと、寶です。意思疎通の触媒になってくれる人たちをたいせつにしたく。

(2024/2/18)