- 作者: ラズウェル細木
- 出版社/メーカー: 日本文芸社
- 発売日: 2006/12/18
- メディア: コミック
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銭湯研究の第一人者として知られる。庶民文化研究所所長。という現在の肩書より、
和光大学というと私の中では左巻き大学というイメージなのですが、
そこを出て、しかもヒッピーだったのに警官になって、
警視総監賞もらったりする経歴がすさまじいと思いました。
そういう経歴の新人って、警察学校で目をつけられてしごかれそうな気がして、
(府警の知人の話はそうでした)これは僥倖だと思いました。
Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%BA%E7%94%B0%E5%BF%8D
女子大生は2話。
ところで、この辺になると、竹の股らは、いかにも昔からの旧知のような描かれ方ですが、
第一巻で、独りピクニックの宗達をBBQに誘った親切な現地二人組が彼らの初出なので、
歴史に対し模造記憶が入り出したのがこの巻、と言うことも出来る気がします。
そう思うと、取引先のお嬢さんであるはずの女子大生と、
高いかもしれないおまかせの店に入る第9話など、
後付け設定の浸透が物語の世界観を覆う樣を目の当たりにしている気がします。
ラオウとトキが実の兄弟とか、その上にカイオウとか、
そんなんで人生に一片の悔いなしと言われても。沖田艦長は生きていた。
今回は神田神保町レポートがありますが、またここで出てくる店が、
往年のぴあマップ東京版の神保町で紹介されてる店ばかりで、
取材OK店がそれしかないのか、
でもほとんど八十年代のぴあマップからそのまま存続出来てるのがすごい、とか、
地球の歩き方とぴあマップは古い版も捨てずに全部所蔵して頂くと、
またとない風俗史の貴重な資料となるので、
県立図書館レベルでやっておいてほしかった、とか、
思いました。いちいち国会図書館で調べるのめんどう。混むし。
あと、神保町出すなら、お茶の水のほうまで一括してもよかったかも。
池波正太郎の山の上ホテルのエッセイ読んだばかりなので。*1
池波正太郎『新・私の歳月』頁103
背後の崖下は公園だし、両側は明大のキャンパスで、これが、ホテルの環境をまもるかたちになっている。
崖下に降りる階段からは冬の朝富士山が見えるし、
降りると「いもや」です。
また、頁76で、おすもうさんの作ったチャンコ食べた経験について語ってますが、
等々力競技場のフロンターレの試合でも、たまに川崎の相撲部屋の取的たちが、
チャンコ屋台出してどすこいどすこいばっちこーい、食べられます。
台湾旅行で臭豆腐食べてますが、なぜ北方系の高粱酒と合わせるか。
南方系の醸造酒と合わせるのがスジな気がします。
そして富山シリーズとも関係あるのか、昆布〆の話があります。
頁104
言わば安い魚も高級魚に変身させちゃうマジックだね昆布締めってのは
同
せっかくの高級昆布を安い魚に旨味を吸われて生臭い臭いをつけられたC級品に変身させるマジックとも言えるわね
以上