ハーモニーホール名作映画劇場2018「吹けば飛ぶよな男だが」平成30年度優秀映画鑑賞推進事業 Tプログラム 鑑賞

夏にザギンで訪れました国立映画アーカイブが、全国のいろんなホールや文化会館、2018年度は158館か160館に映画を貸し出して興業を行ってもらって、すぐれた映画を鑑賞いただき、映画保存への理解を深めていただく活動だそう。AからYまで25個プログラムがあり、各プログラム四本パックのセット売りで、座間で上映したTプログラムは、渥美清の「おかしな奴」「喜劇・急行列車」と、なべおさみのこれと、フランキー堺の「あゝ軍歌」です。

2018-08-17
国立映画アーカイブ開館記念展覧会「 没後20年旅する黒澤明 槙田寿文ポスター・コレクションより」&常設展「NFAJコレクションでみる 日本映画の歴史」観覧
http://d.hatena.ne.jp/stantsiya_iriya/20180817/1534524070

アハハと笑って、ほろりと泣いて。

以前は気にならなかったのですが、初夏に旧昭和館の台湾巨匠映画選を観に行ったときの口上、DVDは画質がアレだったが、4K、8K、もう後戻りは出来ない、という文を読み、今日これを観て、これはDVDなのだろうか、4K、8Kのデジタルリマスター版なのだろうか、それともフィルム上映なのだろうか、ボク画質の違い分からんもんしゅみまっせんと思いました。先日ぱらぱら週刊朝日をめくっていたら、西横浜のノヴェチェントが登場し、私はここは往年のアニメと、それと組んだお手頃価格の関係者トークイベントがメインの稼ぎ頭と思っていたので、フィルム上映にかける意気込みとか書いてあると吃驚します。DVD上映かと思ってた、イデオン発動編しか見てないのですが。


YouTube ムービーの予告
Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%B9%E3%81%91%E3%81%B0%E9%A3%9B%E3%81%B6%E3%82%88%E3%81%AA%E7%94%B7%E3%81%A0%E3%81%8C
緑魔子妊娠五ヶ月というところで、またしても寝てしまい、目が覚めたら緑魔子死んでました。なんだそれ。なべおさみが小指つめるところはかなり執拗にえんえんと、ああ痛そうまだ痛そうつらそうやんけ、と描くのですが、起きたら島田組の不動の兄さんまで指詰めてた。何があったのか。いや〜緑魔子が死んで思い出になるとかそういうドラマツルギーより、生きている緑魔子からいっしょう許してもらえない呪詛の対象になる、という現実によくある話のほうがチラいと思います。緑魔子から憎まれ続ける。緑魔子という女優さんは過去下記の同事業で観ました。

2014-11-13
映画『喜劇・女は男のふるさとヨ』劇場鑑賞 ハーモニーホール名作映画劇場2014 平成26年度優秀映画鑑賞推進事業
http://d.hatena.ne.jp/stantsiya_iriya/20141113/1415886420

小沢昭一って、夕方のラジオ以前はこんな立て板に水だったのかと思いました。蛾次郎は寅さんで、笑点の山田くんとどっこいどっこいな立ち位置で最後まで行く人とのイメージですが、若き日の彼はこんな八面六臂の大活躍だったのだなと。なべおさみは、最後長崎に行ってその後東南アジアに逃亡するくだりで、いきなり服がとっかえひっかえになり、着たきりでなくなるので、ただの演出なのでしょうが、フーンと思いました。長崎で遺骨渡す場面、何をどう説明してすんなり物事を進めることが出来たのか。私は小雁が好きなので見れてよかったです。小雁ともう一人いたそのもう一人は、ピコ太郎に似てると思いました。ミヤコ蝶々は、死んだ親族の喋り方に、東西の違いはあれど、そっくりです。十間坂のおばさん。
https://www.youtube.com/watch?v=ssUW5TgarPY
載せてみたがそのうちバニッシュするかもしれないのでURLだけにした戸川純の「吹けば飛ぶよな男だが
大阪が舞台なので、緑魔子どこに売り飛ばされるのか(「これは人身売買ちゃうで」というセリフはありますが…)と案じてましたが、福原でした。サーッ!エイッ!ヤーッ!福原違い。あと、つつもたせは、ツァイ・ミンリャンの、チンシャオニエンナートゥオーのほうがイキがよかったと思います。時代差があるから比べるのは乱暴ですが。

以上