「ブリグズビー・ベア」"Brigsby Bear" 劇場鑑賞

アミュー厚木映画コムシネマ公式 http://atsugieiga.com/brigsbybear/
先日バトルオブセクシーズを観たさい、ついでに「リクエストにより上映決定しました!」コーナーのパネルを見ていて、この映画のリクエスト用紙は、どういう契機でこの映画を観ようと思ってるのか、どういうところがおもしろいと聞いているのか、ひとつひとつきっちり書かれていて、愛を感じたので観ようと思って観た映画です。もちろんそういうものは撮影してあげたらアカンので略です。ふつうは、リクエスト用紙にネット見ながらタイトル流し書きしただけみたいなシートばっかなので、こういうふうに具体的に愛を書かれると、そりゃ第三者も見たくなるかな、と、思います。
公式 http://www.brigsbybear.jp/
Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AA%E3%82%B0%E3%82%BA%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%99%E3%82%A2
ほかの方のブログ(七月二日!)http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20180702/1530520487

愛を物語る自作かぶりもの。アミュー厚木は、上映前に係員が前説してくれるのですが、今回は、司会とこの段ボール製ブリグズビーベアと、サン・スナッチャーまで登場して楽しい時間を作ってくれました。退壇後拍手が起こったのもむべなるかな。しかし観客が、はしっこに座る人が多くて、不思議でした。そういう人が見る映画なのか、ほかの回で、司会が客いじりするとでも情報が流れてたのか。

ポスターの文句
25年間隔離されていた青年の心は常識を飛び越えてまわりの人びとも変えていく…ちょっぴりせつなくて可笑しいハートウォーミング・ストーリー。僕には、君ブリグズビーがいる。

アミュー厚木サイトの紹介文
赤ん坊の頃に誘拐され、偽の両親のもとで彼らが制作した教育番組「ブリグズビー・ベア」だけを見て育った25歳の青年が、初めて外界に出たことから巻き起こる騒動を描いたコメディドラマ。

外気から遮断された小さなシェルターで、両親と3人で暮らす25歳のジェームスは、子どもの頃から毎週ポストに届く教育ビデオ「ブリグズビー・ベア」を見て育った。今は「ブリグズビー・ベア」の番組研究に勤しむ毎日を送っている。平和な日々がずっと続くのだと思っていたある日、警察がジェームスを連れ去り、両親は逮捕されてしまう!両親だと思っていた2人は、25年前にジェームスを誘拐し、隔離して育てていたのだった―。


映画館の貼紙映画紹介は公式文章プラス"I'll be with you, always."
リクエスト用紙でしたか、ヤフー映画のレビューでしたか、善人しか出ない映画とあり、そのとおりでした。一歩踏み込むと、ヤヴァくなってしまう素材ばかり詰め込んでるので、さじ加減に助けられました。エイプリルは後ろ手に手錠でアイラブユーの後出てこないし(数学の天才児を作りたいのなら天才夫婦の子どもをアレしないといけないんじゃいのと思ってしまう)、ホイットニーはギリギリだったし、オーブリーのあの眼鏡はなんなんだと思っても説明ないし。それで言ったら、ジェイムズくんの眼鏡は、どうやって作ったんでしょう。両親が検眼してネットなどで注文したのかな。出来るのかどうかしりませんが、一人か二人でスタジオ作って毎週SF番組VHSビデオで作って配送出来るくらいなのだから、出来るのかもなと。近日上映の、ポーランドのアル中父と弟と娘のドキュメンタリー映画「祝福〜オラとニコデムの家〜」なんか、父親による性暴力とか連想したら負けな気がして、観ますけどこわいですよ。
中学の仲良し三人組という、セカオw…才能のあるもの同士がつるんで制作しているわけで、自主制作映画作ったはいいが自己満の意味不明駄作映画だった、という私はジェラしいなあと思いつつエンディングを観たのですが、同様の想いを抱いた人は3,500万人くらいいるんじゃいかと。
本当の母親役が、ハリセンボンの、スッキリ!に出てない方に見えました。カウンセラーは、江角マキコというか、名前出てこないですけど、お笑いの誰かに見えました。出演番組等で、とっかかりがまるでないので検索も出来ない。
“永乐影业”という中国企業が制作会社の中に見えましたが、"Brigsby Bear"とアンド検索しても何も出ません。
ズンドコ族とかダラダラ族とかチンプン族とか字幕で出るのですが、英語ではなんと言ってたのか知りたいです。
オタク黒人少年でもハッパくらい調達が朝飯前の国、米国。
この映画のおまわりさんはいい人だったなあ。もめごとでもこういう人がもっと出てくれたら。

左は新百合映画祭のポスター。軍中楽園と、見栄を張るが、私が感想を書いた映画で、自分が感想を書いた映画がほかの映画館でかかると、私なんかは自意識過剰なので、それで宣伝効果があってリクエストが増えて上映決定してたらどうしゃんしょ、それで観に来る人が少なかったら、そうしやんしょ。観て、ほかの人はあんま面白くなかったら、どうしやうどうしやう。と、自意識過剰な人は想像力豊かなので、こんなことばっか考えて日常送ってるです。
自主製作映画というか八ミリというか、かつてそういうものを作った時の、自分の同級生も思い出してしまいました。動機が不純なんですけどね。東大出て弁護士やってるって聞いてて、そんな人間はすぐ検索で見つかるし(有名でかつ出世していた)、ということは連絡も取れないこともないだろうけど。ただ、弁護士に、長年音信不通の旧友から突然連絡って、そりゃめんどうごとで力を都合よく借りたい以外、理由なんかないのは当たり前なので、連絡して助けてほしいなあ、けどまあそりゃ虫がいいというものだ、と考えてます。そういう人間社会のしょうもないルールを主人公が学んでゆく映画ではなく、それはそれでよい映画です。よかったなあ才能が開花して。幸せな人生を。
以上