『 don't like this 』(トーチコミックス)読了

そのへんにあったマンガ。

don’t like this (トーチコミックス)don’t like this (トーチコミックス)

 

 たぶん、主語のない日本人英語漫画です。命令形というわけでもなく、だから、「好きにならないで(道ならぬ恋だから)」というタイトルと思ったらおおまつがい、かもしれません。そして、"doesn't"でないから三単現、三人称単数現在形ではありません。"didn't"でもないから過去形でもありません。分かりましたかミナサン、大家明明?うそです。あと、"isn't like this" は「これのようではない」に一見オモエますが、実は「ダーイシュ( "IS"、イスラミックステイト)は違います(何と違うかというと正統派ムスリムとは違う)」なるアナグラム、メタファーは内包していません。

don't like this (torch comics)don't like this (torch comics)

 

   奥付のどこにも「トーチコミックス」とは書いてないのですが、リイド社が出してる若者向けマンガは、「トーチコミックス」になるのだと理解しました。花沢健吾のプロダクション?「トーチカ」とは關係ないと思います。

トーチweb - Wikipedia

to-ti.in

[単行本企画]関本武裕(トーチweb)

[単行本編集]関本武裕(トーチweb)信藤すみれ(トーチweb)

[装丁]加藤弾 (FRANX Ltd. gaimgraphics)

[初出]#1~#20 が下記のウェブサイトに2016年11月4日から2018年6月22日まで。

LIKE THIS MAG 編集 加藤弾、smallest (LIKE THIS MAG)

#special は描き下ろし。

細い糸が繋いだ私と世界ーー 

 要するに、大井競馬場前駅に引っ越した主人公が、海浜地区という場所柄、釣りをたしなんでゆくというあれこれの話です。

www.google.com

洞窟さんという人がそこは釣りに好環境だよと教えてくれるのですが、本人最後まで出てこない演出かと思ったら出てきて、実はすごいアクティヴな、しゃべり始めたら止まらない奴かと思ってたのですが、そこそこマイルドにアクを抜いた描写でした。孤独死でなくてよかった(作品発表の現時点では)

 巻末のスペシャルサンクス一覧に、としまえんの釣り堀があります。本編には市ヶ谷の釣り堀も出ますが、特にサンクスいらないということなのか、巻末サンクスにありません。標本会社が入ってると思ったら、ライターの方の名前でした。大井町の上州屋によく行ったそうで、そういうオマケマンガがあるのですが、閉店したそうで、巻末サンクスにはそこもありません。

奥付が見開きで、ひろびろとしてていいです。中表紙は、岩だらけの渓谷、否、勝島?というところの岩礁に半袖半ズボン姿なのでお勧めしません。スリキズキリキズ虫刺され。頁78。

作者紹介、ウィキペディアがないので、ほかだとどこがいいか分かりませんので、とりあえず下記ナタリーの紹介。私は知りませんでしたこの方。

natalie.mu

私は釣りはやりませんが、なんかアマゾンで買った迷彩服着てなめられないように突堤に行く人とかもいるので、そこまで話が進まなくてよかったなと思います。ていよく終わった。

f:id:stantsiya_iriya:20190624114427j:plain

日本の知、本の力。丸善 触れることから、本との冒険は始まる。 明治二年(一八六九)横浜に産声をあげた「丸善」は、翌年には日本橋にも店舗を構えました。丸善創業者の早矢仕有的(はやしゆうてき)は、福澤諭吉の日本近代化思想に共鳴し、門下となった人物です。福澤の描く近代化を実現するために、早矢仕は、西欧の科学、技術、文化の導入が力になると考え、知と文化を事業とする丸善を興しました。二十一世紀、創業の志を胸に丸善は、書籍、文具、雑貨を通して知的環境を創造していきます。

丸善のカバーに書いてあったことば。

以上