「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」(BATTLE OF THE SEXES)劇場鑑賞

アミュー厚木 http://atsugieiga.com/battleofthesexes/
公式 http://www.foxmovies-jp.com/battleofthesexes/
ほかの方のブログ http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20180716/1531733357
(定冠詞を抜いて覚えているのは私だけでないと知り、やや安心)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%96%E3%83%BB%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%82%BB%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%BA
Battle of sexiesだと私も思っていました。

上の、"KinoCheck International"というところの予告は、公式と違って、12ステップが紙に書いて貼ってある、強迫的ギャンブラーの自助グループミーティング会場とおぼしき場面から始まっています。やめたいと願う人の集まりですから、勝ち続けて?底をつかないと豪語するボビーは確かにお門違いなので、チェアマンによってお引き取り願われるわけですが、その場ではもっともらしく殊勝にきれいごとばかり述べて、終わった後個人個人にすり寄ってどこかに引きずり込む人よりはよっぽどましかと。酒やパチンコはどこにでもありますので、ひきずりこむというふうにもならないでしょうが、薬物は、引きずり込むという言い方になるであろうと。そして、別の嗜癖自助グループの会場に、その依存に加えて他の依存もある人も来るわけで。話を戻すと、ボビーのその後はエンドロールで、He never gave up gambling. と書かれていて、彼はその後もギャンブルをやめなかったと字幕はなってましたが、ギャンブルで底をつくことはなかったと訳してもよかったと思います。
要するにそういう人が、男根主義者、男性優位主義者のウケを狙って金儲けしようと企んだのがこの映画(とそのもとの実話)のはんぶんの面。韓国嫌いな人向けのフェイクニュースサイト運営者とか、幼稚園生に教育勅語唱和させる学園とか、昨今も、本人の政治信条は違う、もしくは、外部から奴は違うと判定された、という不思議な人が日本でも出たなと。
で、ララランドのエマ・ストーンが主人公の眼鏡の人だと、映画始まる前のアミューあつぎの前説の人聞くまで、まったく分からなかったです。黒髪に青い目でしたが、ほんものもそうなのでしょうか。そのエマのふところに、するっと入って来る美容師のくだりがおそろしかったです。それまでノンケだったエマが。LGBTQのさいごのQって、こういうことなのかと。Qさま。エンドロールではその後佐藤浩市似の旦那(それとも高嶋兄か)と別れてフカキョン似(違うかな)の美容師の人と幸せに暮しましたみたいに書いてあったですが、Wikipedia見ると、映画の人がキングの恋人だったのは1981年までだったと。そうなのか。テニスというと、グラフでしたか、ナブラチロワでしたか、やっぱりカミングアウトがあって吃驚した記憶がありますが、現在では誰だか忘れてるくらいの驚きになってしまいました。時は壮大な忘却の河。
シュガーダディーはシュガーレディーの洒落なのかと思いましたが、分かりません。
タイトルロゴがピッチパーフェクトと同じ字体で、これからピッチパーフェクト第三作も公開されるので、サブリミナルだなあと。

こんなところまで「かわいいフリー素材集 いらすとや」で攻めていてニヤリとしました。

アミューあつぎ はりだし
1973年、テニス界にはびこる悪しき男女差別を是正するために女子テニス世界王者、ビリー・ジーン・キング(エマ・ストーン)が仲間を集って「女子テニス協会」を立ち上げた。精力的に活動するビリー・ジーンに、元男性テニス世界王者、ボビー・リッグス(スティーブ・カレル)から
「対決だ!、 男性至上主義のブタ対フェミニスト!」
と対決を申し込まれた。
女と男の性差を超えた戦い「Battle of the Sexes」が今始まる...!!

「集って」でなく「募って」だと思います。こういうのはヘタすると手書きより打ちこみのほうが間違えやすい。

ほかの方のブログを見て観ようと思った映画で、上映終了前になんとか観れました。よかったよかった。でも女子テニス協会結成のくだりで寝てしまい、気がつくとサンディエゴに電話でした。以上