タイトルが『悪魔が来たりて笛を吹く』のもじりなので、英題も横溝正史サンの「金田一耕助は毎回連続殺人事件を最後まで阻止できないのに、どうして名探偵なのですか?」の英訳から採りました。「品質管理や危機管理でほんとうに仕事の出来る人は、だいたいなんでも未然に防いでしまうのですが、それだと上司になんのアピールにもならないので、適度におおごとにしてあざやかにそれを解決して見せる人のほうが人心を掌握しやすく、かつまた出世しやすいと言えるでしょう」劇場型社会。
ちなみに、グーグル翻訳で「メイドが来たりて皿が飛ぶ」を訳すと、"The maid comes and the dishes fly."です。
下記は関連で出た検索ワード。
聖飢魔Ⅱの記念すべき地球デビューアルバム(大教典)(略)
ヘヴィメタル雑誌BURRN!誌のアルバムレビューコーナーにおいて、史上初の0点を食らってしまったアルバム(大教典)としても知られている。(略)
妖怪ハンターのベアーズクラブ後期、花咲じじいが一段落した後の実花とナントカ(マコトでしたか?)の話にも石降りは出ますので、それを思い出しながら読むと、皿こんなに割れてインカ帝国、もうふたりは皿の補填だけで破産じゃいかとなります。ちなみにその時期のベアーズクラブには、「もっとつながってるトコロをおしつけるんだ!」と相手を眠らせて当時普及し始めたばかりのコピー機を使ってというエロマンガが、小野耕世じゃなくて、誰だったかなあのまんが評論に取り上げられた中島史雄の『魔法を信じるかい?』というエロマンガが載っており、『セクシー田中さん』の「誰かが魔法をかけた」から連想はしませんでしたが、今思い出しました。
妖怪ハンターのほうの話は、稗田礼二郎のブラタモリといった趣で、奉公娘が抑圧されてイヤボーンで皿割れまくり現象が発動した場所、番町皿屋敷「井戸のまわりでお茶碗欠いたのだ~れ♪)の霊的エネルギー(&実花と、誰か現代人のポルターガイスター女子)を求めて、大手町の将門の首塚からエネルギー体としてのオニが地下鉄経由で襲来し、逃げる実花とナントカ(まことでしたか)と稗田と女子が丸の内線で四ツ谷にさしかかると、お岩稲荷からナニカ相反するエネルギー(母性? 女子力?)がほとばしって、オニが撃退されるというすばらしい話だった気がします。ちがってたらスイマセン。
今回は焼きじゃがいもなので、アイルランドを飢饉から救った食べ物で、だから今回はオリバー・ツイストを下敷きにしたらうまくいった、「おれたちにくそを食わせるだと?」も出ます。ヨカッタデスネ。
以下、ほかのまんが感想。
表紙は『お別れ×華』、否、『お別れホスピタル』という、講談社『透明なゆりかご』がやはりNHKでドラマ化された沖田×華サンの小学館のまんがのNHKドラマ化の主人公の役者さん。
講談社と小学館の違い(作者を守るかどうか)とNHKについて、最近ネットが盛り上がってた気がしたのですが、下記の記事しか見つけられませんでした。
NHK、原作者による脚本確認を「検閲」と表現…過去に講談社に損賠賠償請求
で、閲覧履歴を漁ったら、下記でした。
煽情的なネット記事だなあ。そして上のはてブの関連記事に下記がないのがAIの限界という奴か。
✖華サンも、講談社小学館二社でNHKドラマ化を勝ち取った稀有なくりえいたーなわけなので、ガンバッテクダサイ。これで秋田書店やKADOKAWAでもNHKドラマ化を勝ち取ったら、それはそれですごいんですけど、個人的にはそこが潮出版だったらほんとうにカオスでよかったのにな、と。配役に加藤茶や石原さとみを入れて。
巻頭カラーはゴルゴスピノフ。アボカドは麻薬並みに金になるという話。なか卯も海鮮アボカド丼を出しましたし。
華やかな海鮮丼をお手ごろ価格690円からご提供! なか卯に「海鮮アボカド丼」「海鮮ちらし丼」が登場! | お知らせ | 丼ぶりと京風うどんのなか卯
たしか荒井商店の本*1に書いてあったのだと思うのですが、アボカドはペルーでも特産品だそうで、中津のペルー食材店でも常時箱が置いてあって、客が三々五々品定めしています。このまんが、アボカドタコスの絵をなぜか大ゴマで描いておらず、トレーラーハウスとボロ屋のコマの方が大きかったりして、そこがふしぎでした。現地取材で撮った写真の絵を優先したのかなあ。
次もカラーページありの大盤振る舞いで、京都のホテルでもゼネコンでもないフジタ。美術品に液体をかけたりなんだりの時事ネタを早くも取り入れ。パリピ孔明が出ます(ウソ)
本作ではアートテロの原因を環境問題だけにしてますが、ほかならぬこのまんがの前回か前々回で、ピカソを出して、生前性加害した画家への抗議の意味もあると、説明してた気瓦斯。してなかったら私の模造記憶です。
次は、写真家のぼんがでやはるわたせせいぞう京都まんが。新門前通りという舞台に土地勘がないかったので検索したら、いさきちのアイコンが入ってるわ、上に三条市営住宅が入ってるわで最高でした。京都銭湯巡り。
次は団地ともおの人のふしぎまんが二本立て。最初のは原作クラッシャー押井守へのオマージュではないと思います。そして、次のは『夢みる機械』の「新宿の目奥に入る」「ケン許せ、俺も浮世に疲れた(市井の哲学者渋川辰彦)」のオマージュでもないと思います。最近、ハオジンファンサンの小説でも同じテーマを読んだような。要するに旬。
次も表紙カラー大盤振る舞いギターショップビギン。ノン・レジョンクリソツサンが出ます。
初めてアニメ見ましたが、こんなに動かないんですね。日本語版だともう少しかわいい声なんでしょうか。誰だよドミトリー・チェルニショフって。
次は格言四コマ。焼肉女子がかわいいとか、パチンコメーカー社長もかわいいとか、マリポーサって店名はふつうフィリピンパブだろとか思いました。
次は怪談まんが。子ども部屋おじさんが自裁した後、借金や親の金でおんなのこのいる店にくんじゃねえ、働いて自分で稼いだ金で来い、という正論(追い打ち)を誰も言わないマンガ。
自虐の詩AIまんが。銭湯520円は、神奈川ではないですね。日本一銭湯が高い県神奈川は、今530円。どないだ。ボディソープやシャンプーが備え付けでないので、東京ではない気もしますが、東京もぜんぶの銭湯がそうなわけでもないし。県の公衆衛生浴場同業組合があるとこだと県で料金一律ですが、千葉やグソマの銭湯は市町村で料金が違った気瓦斯。
秋本治のブラジル銭湯まんが*2のほうが銭湯には詳しくて、銭湯維持には日々の清掃業務もかなり負担であることが分かります。また近年はSNSで清潔度とか勝手に書いてく御仁がいるし。博士は回数券買った方がいいと思います。
山科四コマ。やけにこまかく服部半蔵追放の儀を説明してますが、それだけ『サスケ』のエトリ忍法のくだりが鮮烈だったのかと。江戸時代に部下のストライキで追放される上司って、なかなかいない。関係ありませんが、中国で買った海賊版のサスケが、当然人名ぜんぶ漢字なわけで、タブテなんか、こういう字で來るかと面白かった思い出があります。どんな字だったか、もうさっぱり思い出せませんが。
とことんこだわる。そういえば主演は海猿と同じ人なんですよね。
ペットまんが。読切近未来まんが。特になし。
ビートルレストアまんが。こわいのが、近隣にも数台ビートル走ってますし、129に専門店もある点です。もうふつうに再販すればいいのに。
パー券コラム。特になし。
以上