ぼっち・じ・عید ⑧(完結)

刘家峡水电站。

自(中国简况)《走出民族村寨》新星出版社出版 1992年(36开)第一版(汉)

中国に高速道路網が整備される前の話ですが、この近くの峠を走るトラックは、追いはぎや盗賊が出るので、夜間、けっこう危ない道なのですが、一度も止まらず一気に走り抜けようとすると聞いたあたりのはず。サラール族居住地近く。ゴロからも遠くないと言えば遠くない(遠い)

で、先ごろ夭折したペマ・ツェテン監督*1が幼少時、ダム工事現場の慰問の屋外上映で映画に触れる機会があったというのも、ここ直接ではないでしょうが、このあたり一帯の水利電力事業の一環だったと、勝手に考えます。

今朝も、お湯を沸かして、ストレッチして、お茶をあげました。ねこは中。トイレ三回。平熱。生ごみの日です。

昨夜は九時にもう寝ました。夕立の中耕運機をかけて、意味ないかなと思いました。乾燥センターから種苗をピックアップ。そして土づくりをやってなかったので、あわてて。午前はらららランドマークへ書類送付。マイナンバー関係はランドマークでなく緑区で一括管理、簡易書留で送ってほしいとのことでしたのでそうしました。ここの話が伝言ゲームでおかしくなっていた。「よくわかんないけどこう言ってた」は、本人が咀嚼して理解してないのみならず、言ってないことがどんどん脚色される。

夜はわりと雨が降ったようで、昨日せっかく消毒したのにまたやりなおしかなあと。五葉松もガの幼虫が巣を作っているので、スミチオンを撒きたく。そしたら茶毒蛾のサザンカなどもやらないとという。でも火曜日水曜日また雨なんですよね。

冷たいお茶。ジャスミン茶ではないかったと思います。

蘭州牛肉麵に肉とパクチーと中国の煮卵(茶叶蛋)がついてるセット。"加肉"は中国でもオーダー出来るのですが、やったことはないかった。で、大根の量が、本場より少ない気がして、パクチーなんかどうでもいいので、大根を追加すればよかったと思いました。

<20220422追記>

この店は麺の太さを七種類か八種類からチョイス出来るという、「手工」麺職人ならではのワザがあるのですが、マー中国西北でもふつうは〈细〉〈二细〉〈毛细〉で、〈宽〉〈大宽〉で頼む人なんかまずいません。で、蘭州牛肉麵の麺の太さ七種類八種類は、前世紀すでに『地球の歩き方シルクロード西安』に読者投稿で紹介されており、投稿した人からその旨聞いておりました。

stantsiya-iriya.hatenablog.com

上記1996年の邦文小説で描かれる上海復旦大学の風景でも西北手工麺は出ますので、それなりにポピュラーで、当時も現地に弟子入りして修業して日本で蘭州牛肉麵の店を出す! なんて息撒いてた邦人の話は聞きましたが、けっきょく、このお店の大々的な宣伝が持続可能なかたちでの開業第一号で、初動から二十年以上日本上陸に時間がかかったことになります。

<ここまで追記>

拡大。ここ、夕方に来ることが多いのですが(この日はやはり夕立でした)インド亜大陸系の小柄な男性が一人で食べているのによく出会います。インド・パキスタンのハラルカレー屋はなんぼでもあるので(でも神田カレーまつりは参加してないかな)わざわざ中国系ハラル料理店に來るのは、何か思い入れがあるのかと。レジのブルカの女性が中国人客とずっと日本語でやりとりしていたので、「中国語で話せばいいのに」と言ったら「(私は)日本人です」とのこと。おみそれしました。イントネーション。まさか中国回族の店で中国語が使われてないとは思わなかった。この店は大々的に宣伝もしてましたし、資本力はあると思ってたので、それで日本語ということだと、ひょっとしてジャック・マーがオーナーだったりして、まさかね、などとにやにやしました。

これが4月12日の夕食。これでぼっち・じ・イードおしまい。

さて。

今日も、明日も、穏やかに、静かに、落ち着いて、平和に。そして、出来ることなら、自分も周りもみな、しあわせにすごせますように。