『フットボールネーション(9)』 (ビッグコミックス)読了


権田ってもう瓦斯にいないんですね。てゆうかオバトレ症候群だったのか。
知らなかった。それで瓦斯は秋元… なるほどなぁ。
SVホルンは知らなかったので検索し、かつてのグルノーブル思い出しました。

権田修一 Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%A9%E7%94%B0%E4%BF%AE%E4%B8%80
SVホルン Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/SV%E3%83%9B%E3%83%AB%E3%83%B3
グルノーブル Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%83%E3%83%8838

今回、GK編の続きということで、非常に面白かったです。
シュートゾーンを三つに分けての守備範囲、2mとか4mの根拠ってなんだよ、
とか、逆手と順手とか、サイドステップとクロスステップとか、
ファンブルしない腕の出し方とか、ホントにホントなの? の連続で、
ここまで突っ走られると、のー先生のマンガの原作のサカオタの人とか、
おいてきぼりだと思います。元山雅のアカデミーGKコーチの人が監修とのことで、
シンガポールののじの人と時期かぶってるな、と思い、のじ検索したら、
ヘルニアのことが書いてあって、しかしこの監修者との交流は不明です。
ケルン体育大ってことは、チョウ監督とも、面識あるのかな、とも思いましたが、
時期がかぶってなかったら、直接の面識はないかもしれないと思いました。

野澤洋輔 Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8E%E6%BE%A4%E6%B4%8B%E8%BC%94

主要キャラのガラケー率の高さは、たんじゅんに不思議です。
前巻?のひきこもりの肉親の話のオチ忘れましたが、この巻にもリスカが出て来て、
なんというか、アスリートでないぱんぴーの人のメンタルを、
物語に絡んで来させるのって、オチさえつけば納得しますが、
オチがつかなかったら余計なオカズで終わってしまうと思いました。
アスリートもしくは元アスリートのメンタルの話したほうが、
よっぽどためになると思うです。現役のオバトレとか、奥とか真田とか。
うーん、でも、「Jリーガーの周辺の人」の話を入れたいのかなぁ。

頁185
「勝負」とは――
「試合」とは――
誰かと戦って勝ち負けを決めること。
そこには常に戦う「相手」がいる。
麻雀は初心者ほど自分の手牌にしか意識がないものだ。
全体が見えていない。つまり相手との掛け
ママ引きができない。守りも疎かになる。
サッカーも同じだ。
日本のチームが陥りがちな「自分たちのサッカー」は初心者の麻雀に似ている。
だが、このアマチュアのチームは、その若さに似合わず――
「相手」の嫌がることと「相手」のウィークポイントを突き続ける。
この練度の高さは対戦前の予想を超えている。

自分たちのスタイルで戦わず負けるなら、自分たちのスタイルを貫いて、
負けてもパーツで光るものを観客に提供した方がよい、という湘南の考え方、
(少なくとも私にはそう見え、3,000〜7,000人のサポも、
 それを納得支持してるように見える)
それとは真逆なわけですが、そういうアマチュアがプロを苦しめる展開は、
よかったです。まさにファンタジー。しかし、序盤に女神が通り過ぎて、
先に失点しているわけで、こういう場合、J1のしっかりしたクラブ相手なら、
まず負けると思います。どう描くかなあ。

あと、このマンガのアマチュアクラブは、現実の所謂物好きクラブが、
ファン、サポーターの組織化とか、物販への力の入れ方とか、
同人誌やインディーズバンドと変わらんなあ、と思うのに比べ、
見事なほどその辺を欠落させてて、すがすがしいです。なんという。
以上