ラジオ体操は六時半ですので、楽勝とたかをくくっていたら、前夜「五時五十分集合」との情報を見てしまい、大いに慌てました。座間から五時五十分に大和とは。
帰りに、コインパーキングに停めている車に乗り込む人を見ました。コンビニ駐車場の車に乗り込む家族連れも見ました。後者は横浜ナンバーでした。
五時五十分に集合とは、さてはセキュリティチェックが厳格になったのだろうかと思いました。生放送ですしね。しかしそうではなく、市長やNHK横浜支局の方、ラジオ体操協会会長のあいさつがあり、それから体操とピアノ伴奏の方のあいさつがあったのです。
しかもその後、リハーサルがあり、一年目か二年目のADがコード巻きながら、そこは拍手で、みたいなこと言うのかと思ったら、体操の方じきじきに、ここは拍手で、歌は元気よく、子供たち特にハジけてくれたまへ、みたいな感じで空気を作っていきました。本番、成功してたらよいですが、失敗しても取り返しがつかない生放送。それはあなたの人生の物語。
地元のラジオ体操でも、歌なんか歌いませんしね。都内など、ラジオ体操が盛んな地域では歌もせいだいやるんでしょうか。新宿中央公園や大阪城公園など、寝過ごした翌朝参加してしまう場所では、歌ってなかった気がします。ふらっとやってきて、体操しもって、帰る。体操しっぱなし。思うに、近代以前の、団体行動集団行動の訓練がなされてない烏合の衆は、そんなものではなかったかと。そうやって近代を迎え、国民という概念のもと、集団行動団体行動が始まり、そうした活動がまだまだ色濃い地方では巡回ラジオ体操でもみな大きな声が出せるのではないかと。そして、ポストモダーンな、個の時代を迎えた都市郊外では、近代以前に先祖返りして、ろくろく集団行動の協調性が失われるのではないかと、推測します。
体操が終わった後、帰ろうとしたら、ワンポイントアドバイスレッスンの時間が始まって、なかなか楽しかったです。左手三拍子と右手二拍子の並行動作は、どうしても出来なかった。手を腰の後ろにあてる位置と、ぐるっと回る時手先を見るコツは、勉強になりました。美しすぎるみんなの体操のお姉さんが何故かいたそうで、お姉さんなのにお子さんが大きかったです。そういうことも、ある。
こうやって私のアリバイが破られてゆく。ということもないです。
ほんとなんで今の人たちは記念撮影が好きなのか。私ヤマトンとツーショットなんて絶対ここにあげないデスよ。こないだ新百合ヶ丘のイオンの顔はめ、撮ろうと思ったら目の前を女の子二人組が、すささっと走り込んで顔はめてインスタ映えしてました。すごい動きが早い。
参加景品。息子がついにコナンを一緒に見に行ってくれなくなったが、話があわなくなると困るのでひとりでコナンを見に行った、職場のバツイチのしとにあげやうと思います。以上
