『 紺田照の合法レシピ (3) 』 (KCデラックス) 読了

 その辺にあったマンガ。

紺田照の合法レシピ(3) (月刊少年マガジンコミックス)

紺田照の合法レシピ(3) (月刊少年マガジンコミックス)

 
紺田照の合法レシピ(3) (KCデラックス)

紺田照の合法レシピ(3) (KCデラックス)

 

 名前は以前から知っていたのですが、ヤンジャンだと思ってました。講談社の少年誌とは。

月刊少年マガジンの増刊号に2016年9月増刊号から2017年1月増刊号まで掲載。

装丁/百足屋ユウコ・宇津木スズムシ(ムシカゴグラフィクス)

カバーデザインも同じ。

暴対法施行以後、実際に市井の人々とあれこれふれあう機会が減り、ファンタジー的存在となるにつれ、ギャグまんが等での出番が増えてきた、というふうに考察すると、やはりうがちすぎかなとも思いました。

 

stantsiya-iriya.hatenablog.com

 保守的な少年漫画にくらべ、この点でも少女漫画が率先してのブレイクスルーで、それは例えば『ごくせん』だったり、というふうに頭でロジックを構築してもよいのですが、それもなんか血が通ってないなと思いました。


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ジャンプでも、ついこの前までは、マフィアという外国組織にしたりして、なまぐささを消してた気がするのですが(名前忘れましたが、赤ちゃんのリボーンという殺し屋がツナという少年とどうこうという漫画)もう最近は直球なのかと。

昔『本気!』が出た時、少年誌でこの直球ってどういうこと、と動揺し、PTAとかが悪書追放の槍玉とかにこの漫画をあげなくなったほど、左翼というのは退潮なんだなと思った記憶がありますが(寡聞にして、この漫画を、任侠過大賛美、青少年悪影響と斬った評論家をひとりも知らないです。漫画自体も、骨髄バンク協力を前面に押し出してましたが、それが抑止力になったわけではないと思います)あれは序章に過ぎなかった。

このまんがはファンタジーまんがなので、しのぎがさっぱり分かりません。その辺りは今のファンタジーやくざ漫画の共通点ではないかと。暴対法施行以前は、分かるだけにあまり善人として感情移入は出来なかった。時代は変わります。以上