その辺にあったマンガ。
名前は以前から知っていたのですが、ヤンジャンだと思ってました。講談社の少年誌とは。
月刊少年マガジンの増刊号に2016年9月増刊号から2017年1月増刊号まで掲載。
装丁/百足屋ユウコ・宇津木スズムシ(ムシカゴグラフィクス)
カバーデザインも同じ。
暴対法施行以後、実際に市井の人々とあれこれふれあう機会が減り、ファンタジー的存在となるにつれ、ギャグまんが等での出番が増えてきた、というふうに考察すると、やはりうがちすぎかなとも思いました。
stantsiya-iriya.hatenablog.com
保守的な少年漫画にくらべ、この点でも少女漫画が率先してのブレイクスルーで、それは例えば『ごくせん』だったり、というふうに頭でロジックを構築してもよいのですが、それもなんか血が通ってないなと思いました。
映画『ニセコイ』予告【平成最後の冬12月21日(金)公開!】
ジャンプでも、ついこの前までは、マフィアという外国組織にしたりして、なまぐささを消してた気がするのですが(名前忘れましたが、赤ちゃんのリボーンという殺し屋がツナという少年とどうこうという漫画)もう最近は直球なのかと。
昔『本気!』が出た時、少年誌でこの直球ってどういうこと、と動揺し、PTAとかが悪書追放の槍玉とかにこの漫画をあげなくなったほど、左翼というのは退潮なんだなと思った記憶がありますが(寡聞にして、この漫画を、任侠過大賛美、青少年悪影響と斬った評論家をひとりも知らないです。漫画自体も、骨髄バンク協力を前面に押し出してましたが、それが抑止力になったわけではないと思います)あれは序章に過ぎなかった。
このまんがはファンタジーまんがなので、しのぎがさっぱり分かりません。その辺りは今のファンタジーやくざ漫画の共通点ではないかと。暴対法施行以前は、分かるだけにあまり善人として感情移入は出来なかった。時代は変わります。以上