『 ゴールデンカムイ 24 』(ヤングジャンプコミックス) 読了

どうも23巻を読んでないみたいです。

 表紙は菊田特務曹長という人だそうですが、もう何が何やら。

ヤンジャン2020年15~24号まで「好評連載」されたものを収録。Cover design takashi suenaga カバー外すと「テタラペ」というイラクサの繊維で織られた樺太アイヌの服を着たアシパ。15巻も18巻も21巻もこれで、チェックしてない巻も多いので、たくさんこれなのかも。

カバー折文句

カント オワ ヤク サ ノ アランケ シネ カ イサ
【天から役目なしに降ろされた物はひとつもない】

 ダーティ・ハリーが出ますが、クリント・イーストウッドのこの時代に思い入れがある世代でもあるまいに。配信とか8Kデジタルリマスターとかで人気があるのかなあ。みんなでアイスクリーム工場に行くんだよ。おうちに帰りたいよ~。

頁124、天使が降りてきて、空気を口移しで分け与えてくれようとする場面が、よいと言っていいのか悪いのか。外輪船同士の激突とかバトル、チョウザメの群れの水中描写とか、何かヒントがあったのかないのか。よく思いつくなと思いました。そも私には、北海道の河川に外輪船が航行してたという知識がない。

でも水中からジャンプしてあんな跳躍は出来ないと思います。水球やってみれば分かる。

頁142、中国内陸では、豚の脳みそ食べると豚なみに馬鹿になるって言います。何度も書いてるけど。でも私は雲南省で豚の脳みそ食べましたよ。

思いますが、アイヌ語をカタカナで表記して、パッチム?を小さく書くルールってのは、かな文字を日本語だけの固有文字でなくそうという、遠大な野望なのかもしれません。かつて琉球でも、おもろさうしなど、かな文字を駆使して書文を書いていたそうですが、別にウチナー口で書いていたわけでもないでしょうし、ゴールデンカムイだけでなく、アイヌ関係の動画などの字幕を見て、そう思いました。アシパ。これは、あれだ、私たち、漢族に接することのある日本人が、「峠」「畑」「辻」「塚」などは華人には分かるまい、これが日本の「国字」だッ、と思うのに似てるかも。さて。

精子の決死圏とかも、時代は根本から遠く来たんだなと思いましたが、やっぱり23巻読んでないのに気づけたのが一番よかったです。むかしの大通公園てこんなだったんですね。横浜のはどんなだったんだろう。

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以上