Cover design Kawatani Yasuhisa 初出:エレガンスイブ 2020年5月号~9月号、11月~2021年1月号
この漫画の感想を今までここに書いてなかったです。読んだような気になっていましたが、読んでいなかった。
別のマンガは読んでました。
stantsiya-iriya.hatenablog.com
ドラマ化されるのはこれではないようでした。
この絵はわざと崩して描いてると思っていて、ベタとかもめんどくさいからデジタルだろうと思っていたので(トーン代もかからないし)原画展やったと検索で出たので吃驚して、行った方のブログなど拝見したのですが、白地に線だけの原画でした。そこからデジタルに行くのかな。
ゴンちゃんという人が「欣求浄土」のゴンだと分かり、沖縄のような苗字だが立川在住というところまで分かりました。でも実家はどこか知りません。漫画家の王欣太からもらったのだと思いますが、王欣太は『蒼天航路』を描くまでアルファベットでGONTAと名乗っていて、『蒼天航路』で、途中で死んでしまった原作者で在日コリアン二世のイ・ハギン(이학인)が漢字名李学仁を名乗っていたので、対抗したくなったのか、「王」姓を名乗り、王と書いてKINGと読ませた、と、勝手に記憶しています。私としてはこの字は、〈欣赏〉(中文単語ばっかり検索では出ますが、日本語でも「きんしょう」と讀んで文語で使われています)や「欣喜雀躍」の「きん」として読む印象が強いです。というか権ちゃんだと思ってた。
主人公の実家の北海道の描写やパン屋の話など、中央線沿線を飛び出たストーリーの展開に、初めてついて行けた気がしました。デラシネから、根が生えた感覚へ。スーパーのイートインで、同級生とその娘と歓談する場面など、実体験ではないかと思うくらい。あとは、祖母の目を描かない点や、母親の送迎をしてる場面で、捻挫で運転まで出来なくなるのかとか、この父親が北海道に来て荒川宏にぶっ飛ばされる展開だったらどうなるだろうとか思いました。その後重機で埋められる。草彅剛が演じたらよいと思いましたが、まだ年がちょっといかないかな。
もう高橋一生が演じるキャラは登場しないと聞いてたので、ドラマのセカンドシーズンやるとしても、岸部露伴は出ないんだなと思いましたが、読んだら出てました。ときどき、忘れ去られない程度に。手越がどっちか演じないかな。
よくセックスしなかったなと思いました。頁114。それで腰が致命傷とか。
この主人公は巨乳なんでしょうか。昨夜、NHK BSでアメリカンミュージックアワード授賞式というよく分からない番組(再放送)をやっていて、アジア系の顔立ちの黒人ばっかり出て来て、整形とかそういうのは分かりませんが、いちように、胸が重力に負けるのは自然、みたいな感じを隠してなくて、アメリカはほんとどこに行くんだろうと思いました。ヒップはすごい。
サッカー少年が、他校の子から噂されるくらいイケメンなのに、部活カーストでは最下層という設定は、あるんだろうかと思いました。高校の垣根を越えて、あの子校内ではこういう扱いなんだよとか、伝わらないだろうかと。頁79。
以上