『フットボールネーション (16) ―  ―』"F∞TBALLNATION"(スペリオールビッグコミックス)読了

15巻のアマゾンレビュートップがあまりに的確で、「サッカー界の美味しんぼ漫画と言われて早や10年」「無知な敵選手と観客、読者を啓蒙してあげる」アジェンダ「対等の敵は当然のように日本サッカーに染まってない帰国子女」なるほどなあと思いました。そして、作者のびよきと療養を経て再開されたこのマンガに寄せられるナマあたたかい読者のやさしさと友愛のこころを、市井のそこここで感じる毎日です。

右はビッグコミックオリジナル裏表紙の広告。

日本サッカー「変革」のヒントがここにある。
フットボールネーション FOOTBALL NATION 
大武ユキ 科学指導/高岡英夫-運動科学総合研究所-
遠藤航橋本拳人権田修一ほか、
日本代表選手たちが絶賛!
あなたのサッカー観を変える
オンリ-ワン“うんちく系”サッカー漫画!
累計170万部突破!!!!!!
スペリオールにて絶賛連載中!

まだビニル袋開けてません。

まだまだ伝え足りない。
日本サッカーは、
もっと、強くなれる!!!
天皇杯決勝、佳境!
横浜のルーキー、筧のパスから、
真の適正ポジションのFWに移った一ノ瀬が
後半ATに劇的な同点弾を決め、延長戦に。
さいだいの逆境を前に、沖の提案で
初めて円陣を組んだ東クルも気合十分。
最後の前後半30分…いまキックオフ!!
▶サッカー監督は、戦術?割:リーダーシップ?割!!
▶1レベル上のパサーの特徴。それは…
サッカーの見方を
拡張する、
オンリーワン“うんちく系”サッカー漫画!!

f:id:stantsiya_iriya:20211204075813j:plain

読んでくれるあなたが日本サッカーを強くする。 1年半ぶりの最新刊!! 累計170万部突破!!

これは蛇足。読みたいから読んでるだけなので。

スペリオール2020年17号18号掲載。そののち2021年15~17号、21~23号掲載。

連載担当/高橋絢太朗

単行本編集責任/由田和人

単行本編集/高橋絢太朗、山口翔、堀内裕子(小学館ナニング)

装幀:関善之 for VOLARE inc.

巻末に科学指導(ママ)参考文献(一冊はカンゼン、もう一冊はソルメディアというところ)、取材協力(オランダの邦人サッカークラブが入っています)、それとスペシャルサンクス。

取り込み具合からそうなったのでしょうか、とにかくスルガ銀行スルガ銀行の富士山。アスルクラロ沼津

事前に乳がんの話は知っていたのですが、あとがきほかで、チーフアシさんも首のしこりががんで、ともに治療されていたと知りました。それと、コロナ禍での密を避けるため、連載再開以降はデジタル作画に移行したそうで、それまでが完全手描きだったことを、逆に知りませんでした。再開第一回は、だからモブの使いまわしが時折アレで、頁62のゴール裏など、モブなのにひとりひとり線が太いです。あと、デジタルでのデッサンだとそうなるのか、ときどき角度をつけた顔が、あれって感じになってました。頁131の右側の東クル監督の顔など。キジェかと思った。全般的に、切り絵感が出てます。

パワハラネタが出ないのはほtttttttっとしましたが、まだまだ描きたいことがある、の中に入っているのかもしれません。頁122、「ユースヤクザ」の意味が分からず検索して、個人の方のブログに用語集が載っているのを拝見しました。どこからの帰国子女までかは把握されてるんですね、そのレベルだと。

うんちくよりこういうヒリヒリする展開のほうが百倍面白いと思いますが、どうか。以上