帯
今回はいいです。表紙はしてやったりの会心作ではないでしょうか。プッシャーはしょせんすべて「人殺しよ…!!!」そのとおり。この子を出した時点では、ここまで育てる気があったのかどうか。オルフェウスの窓のポグロムの場面もそうですが、マンガってどうしても時々この飛び道具を使いますよね。
13巻の次巻予告より。殺し屋イチの双子のエピゴーネンが出ているので、まあ、やんぬるかなという。おえん。
本来この子の結末プロットは、邦人なのにそばかすで亜麻色の髪の子が日本憲兵隊の手にかかってそうなるはずだったと私は思ってます。日本憲兵隊の残虐場面を出して当然と思っていたところに「パヨク待った」の声がかかって、邦人同士ならいいんじゃんいやだめだ堂々の軍隊は犯罪など侵さぬものです等々上を下へのジレッタの挙句うやむやになった展開を、今度は红帮とチャイナ娘でやってみますたという。
今回はいろんなキャラが動いていて、論理的な展開ではもちろんないわけですが、それでいいと思います。もう終わるのかもしれない。静というキャラを私は米国のスパイだと思っていますが、さてどうか。
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帯裏 次巻予告は見開きではなく一ページです。COVER DESIGN YUSUKE KURACHI (ASTRORB) 初出「ヤングマガジン」'23年18号~20号、23号~29号掲載。
〈睿〉"rui"という漢字に既視感があったのですが、カクケイホウサン『人の彼岸』にも同じ字のキャラが出てたからでした。以上