මම ලංකාවේ කැෆේ එකක් පටන් ගත්තා. ජපන් සාමාන්‍ය බුද්ධිය දේශීය සාමාන්‍ය බුද්ධියයි! ?『スリランカでカフェはじめました 日本の常識は現地の非常識!?』"Started a cafe in Sri Lanka. -Japanese common sense is local insane!?" by Tojo Sachiko 東條さち子 ටෝජෝ සචිකෝ 読了

紀伊國屋書店で「スリランカ」で検索したら出て来たマンガ。新刊。とりあえず買いました。

装丁 久持正士+川内すみれ(hive&co.,ltd.)「本当にあった笑える話」2020年9月号~12月号 2021年1月号~12月号 2022年1月号~12月号掲載 +描き下ろし 電子版だと閉店後の新店舗探しの悪戦苦闘もおまけまんがとして描かれているそうです。2018年9月から2020年3月(2月の武漢から一か月後。世界中にコロナカ拡大)までの現地生活をもとに描かれていて、だいたい、1スリランカルピー(LKR)=約0.56~0.69円だそうです。

東條さち子 - Wikipedia

シーギリヤの日本人宿「岩見荘」を経営する漫画家「東條さち子」さんにインタビュー | スリランカ観光情報サイト Spice Up(スパイスアップ)

今回タイトルにスリランカが入っているので認識出来ましたが、カフェの前にすでにゲストハウスを開いているそうで、そっちも今度読んでみます。

もともとスリランカ移住を志していたそうですが、文化摩擦で疲弊したそうで、パートナーの人は帰国して、作者の人は半年で完成のはずのゲストハウスを五年がかりで開業にこぎつけたとか。頁3「はじめに」にはそう書いてあり、検索すると、パートナーの職業がタクシー運転手(一時期は失業中)で、其処に取材したマンガも描いていると分かります。

もともとさいたまでアパート経営をされているオーナーさまで、イチからわらしべ長者的に不動産経営を実らせるまでの苦闘もまんが化、娘さんの育児まんがも、インターナショナルスクールからフィジーとカナダに「セレブ留学」させるまでまんが化。

『変な家』の原作者がこの人だったらおもしろいなと思うのですが、まあそれはないんだろうな。

スリランカというとウィシュマサンと名古屋入管の悲惨な事件から、ムリクリ難民認定を狙ってる連中という色眼鏡、アンド破産国家、中国にカネで首根っこを摑まれた国というイメージがネトウヨ界には急速に成長しつつあるはずで(だから綾瀬でスリランカフェスやった時は市役所の担当部署電話もマヒしたしホームページも落ちた)(一方でそのフェスは模擬店参加費一日六万円のぼったくりで、主催者のスリランカ政府関係団体だけがウハウハでほかは赤字という、This is 破産国家を真に体験出来るイベントとなった)そういうマンガも描いてないかなあと思ったですが、アマゾンの作者ページのいのいちばんにその作品が来ました。

お客様にぴったりの上位東條 さち子タイトル

ただし電子版のみのようでした。現状。

頁60、チャイナタウンがない、中国人を見かけないという箇所で、「最近は港を買い取ったので見かけるようになった」と書いています。ニュートラルな書き方なのか、腹蔵を出してないだけなのか。このページは後述します。

現地と日本の二拠点生活だけあって、シンハラ語がカタカナでバンバン出ます。

アパラーデ(もったいない、節約、出し惜しみ)徳島出身の作者なら、大阪に丁稚奉公した祖先たちが「あんた妙なこと言いな、これはケチやのうて始末や!料簡違いちがいしたらアカンえ!」と言われた記憶を持っている筈。しかしスリランカのケチは、お客に対してのケチ、吝嗇で、提供するサービスや原料の質を落としたりカットすることには命を賭けるのに、余った食材を捨てることにはむとんちゃく(熱帯なので寝ててもナンボでも実って、アシが速いから?)というその「常識の差」が、作者を苦しめているようです。頁8、頁52、頁84、頁85

スッダ(白いの=観光客のこと)バックパッカーの云う「毛唐」かと。頁39

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ピッスー(頭がおかしい)用例:あの外国人はピッスーに違いない。など。頁45

アッカ(姐姐,阿嫂)頁75

アネーエパー(意味不明)頁105

ラサイー(美味しい)頁105 ⇒スリランカレストランでは「ラハイー」と言ってました。中国人の店だとすぐ「ハオチーマ?」と聞いてくるので〈好吃〉を覚えてしまうし、ハングルのマシッソ?も同様。タイ人もよくアローイマイ? アローイチャイマイ?と聞いてくるけれど、ほかでそういう体験をしたことない(ので、スペイン語の「おいしい」を聞いてももう忘れてる)という話をしたら、「文化がチガウ」と、もっともらしい返事でした。20240410追記。

エパー(シロよ、否、嫌だ)頁116

ゲクンビ(家蟻)殺生してはいけない、愛されてるアリ。この蟻が巣をつくる家には幸運が訪れるとか。頁142 ⇒クンビが蟻で、家蟻がゲクンビだそうです。20240410追記。

パウー(かわいそう)頁142

イーリジアイ(嫉妬)頁146 新築中の家には嫉妬除けのカカシが吊るしてあるとか。⇒スリランカレストランではイリシアイと言い、「やきもち」、と、的確な邦訳をしてくれました。20240410追記。

アッポー(ひええ)頁151

ギャーニ(オンナ)スリランカ人のせりふなどで「あのギャーニ」など。頁157

頁6、洋式便器を使い方を知らない現地人に汚される絵があります。水で流す式だとどうしても金隠しのない和式のようになるはずで、それはタイからイランまで全ユーラシア街道共通と私は思っていて、しかしそれだと腰掛けて用を足したい現地在住作者はしんどいので洋式便器を据え付けたら… という話だと理解しました。むかし、蘭州飯店旧館にめずらしく你好でない洋式トイレがあったのですが、便座の上に土足でしゃがんで用を足す奴ばかりで、はみでたモノが誰も掃除せずフチから溢れて積もりまくっていました。あれはあれで、誰も用を足せない。しかしそういうのも、国が豊かになると、開発途上の苦いエピソードとして、そんな時代もああったねといつか笑って話せるさというか、垢抜けてしまうとかえってものたりなく、切なく思い出される、旅行者の感傷となるかもしれません。ならないかもしれませんが。

同じく頁6とページ忘れた別のページに、毎日毎日カレーカレー1日3回カレーとあり、「胃をやられる」とあるのですが、スリランカってパンやビーフン(手でつまめるようにしてカレーにつけて食べる)やきめしなんかもあるよねと思い、けして1日3回カレーではないんじゃんと思いながら読み進めると、カフェの向かいのパン屋の話なんかも出ます。頁144。このパン屋はちがうみたいですが、観光地なので素人が調理する店が多く、読んでて、愛川のハラルパン屋、ハラルってだけで、美味しいかというと全然アレな店を思い出しました。キンブラバニス(ワニのパン)を初めて食べた店で、アチャールのパンはおいしいのですが、かんじんの生地をもっと捏ねて練ろよと。で、私はトルファンからカシュガルまでバス移動した時、毎食毎食ラグマンだったので、ラグマンウンザリでしたが、個人の体験なんてそんなもんかと。そういうのも、国が豊かになると、開発途上の苦いエピソードとして、そんな時代もああったねといつか笑って話せるさというか、垢抜けてしまうとかえってものたりなく、切なく思い出される、旅行者の感傷となるかもしれません。ならないかもしれませんが。

頁9に、イタリアンも中華もハンバーガーも当然和食もなーんもないと、遺跡観光に特化したその田舎の村をDISってますが、後半、頁数忘れましたが、ハンバーガー屋が出来たとあります。白人と現地人の共同経営なのか、いわゆるポルトガル人やオランダ人の子孫が現地化した人々なのか分かりません。彼らのことをバーガーと呼ぶそうなので、彼らの店だったら、バーガーのバーガー屋とはまたシャレが効いてていいやと思いました。作者の英語力と関係あるのかないのか、内藤俊雄サンの本に出てくるような、英語を日常使いする上流カーストのキャラは本書には出ません。カースト自体、分かるように各キャラを交えて説明するのがめんどいからか、出ません。話を戻すと、中国でも、ヤンクショー(陽朔)という桂林のとなりまちが、ニセコのようにガイジン御用達の洋食カフェばかりになった時代や、北京にピザハットが出来た時などから、現在まであっという間ですから、スリランカも、「イタリアンも中華もハンバーガーも当然和食もなーんもない」とぐちぐち言ってる時代を、懐かしく思う日が来るのさガラスの階段降りる君はまだ以下略

頁40に、クルネーガルやネゴンボ、コロンボといったスリランカの他の町が地図入りで出て、それによると、南端のゴールという街は「白人の街」だそうです。

ゴール (スリランカ) - Wikipedia

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頁46、スリランカの市販牛乳は全て常温保存のロングライフ牛乳とのこと。こういうのも、開発途上の苦いエピソードとして、そんな時代もああったねといつか笑って話せるさというか、垢抜けてしまうとかえってものたりなく、切なく思い出される以下略で、むかしは香港も中国もそうでしたもん。しかし私は上海の朝もやの中で、三輪車でビン入り牛乳を配達する人を見ていたので、ツテさえあれば中国でも牛乳を手に入れられると信じていた。そして今。ヴィジャヤラトナ・マニケーという女性作家サンが1993年に書いたワダバーギンナ『熱い紅茶』という小説には、タミル人に対するシンハラ人暴動で牛乳を輸送するタンクローリーが爆破される場面がありますので、需要がむかしからあったのはまちがいなく。後述するように、電力事情も関係してるんじゃいかな。

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作者はコーヒーに関してはド素人(ケーキなどスイーツに関しても)なのですが、文明の利器のちからを借りて、おいしいコーヒーを抽出提供することに成功します。日本で喫茶店開業するよりはるかに安く上がったのはまちがいないはず。作者はそこで、苦味というテイスト、おとなの味コーヒーを受け入れられないスリランカ人を描くことに汲々としていますが、私はルワンダタイ料理店を開業したヤメリクルート勤務者の話や地元のタイ料理店経営者さんの自伝を思い出し、どこかで短期間でも修業させてもらってから開業がスジでないかしらとも思いました。経営ノウハウにしろなんにしろ。

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頁55、コーヒーには白砂糖という固定観念が作者にはあるのですが、ブラウンシュガーの専門店もあるし、そういうとこが、修業しよしという… 現地はコーヒーやお茶をけしていひやして飲まないのでガムシロがないが、それはヤシの樹液のキトゥルパニで代用したらいける味になったとあり、①中国もそういってて、漢方がどうとか薬膳がどうとか、アーユルヴェーダ同様理屈をこねてましたが、今じゃアメリカ同様、冷した甘いお茶はあれど、「甘くない冷したお茶」のない国になってしまいました。タピオカミルクティータピオカミルクティー真主奶茶呵呵呵呵そんな時代もああたねと以下略 ②キトゥルパニの用法は相模大塚のシンハラレストランと同じ。こういうのがホントのシンクロニシティー、共時性

シンクロニシティ - Wikipedia

頁53、水道開設費用が権利、工事費、早くやらせるためのワイロ込みで5万ルピーなど、安く開業出来るだけあって、「よく日本人がお店を開いて軌道に乗った頃乗っ取られてる」「いきなり家賃倍などインネンつけられ」「多発」とあります。欧米人や韓国人や中国人はそうされないとしたら、彼我の違いは奈辺になるのか、あるいは外国人は全人類平等にやられてしまうのか、どうか。

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頁55、以前コンテナで日本から運び込んだホシザキの製氷機やかき氷機が日の目を見ないままだったのが、カフェはおろか、近隣の飲食店全部に福音をもたらした(おすそわけしないと近所づきあいが出来ず、また近隣は大阪以上に遠慮なくタカッてくる)とあり、このへんは財力行動力の勝利と思いました。ホシザキブランドを明記してるあたり、すばらしい。

頁58、開業日時を占ってもらった時の紙がそのまま載ってます。これは貴重では。私もスリランカ人のお坊さんに手相を見てもらったことがあり、「おまいは考えすぎだ」だそうでした。

頁59で、女性店員一人雇っても月給一万円弱なので、人件費が安い国なのでどんどん進出すればいいのに海外企業が進出しない理由をいい加減な国民性、人が働かないからとしていて、まあそういうのは、どこの国でも、そんな時代もああったねといつか笑って話せるさというか、垢抜けてしまうとかえってものたりなく、切なく思い出される以下略だと私は思ってます。そんなに働かないなら、内藤俊雄サンの『イスル・ソヤ』のように海外出稼ぎ大国にはなりえないし、日本のコンビニ(特に沖縄)がスリランカ人店員ばかりになるわけがない。

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こうやって理詰めで説き伏せられると人はネトウヨになるんですけどね。「だって働かないのは事実でしょーが、どうして現実を見ない」「いやだからコンビニでふつうに働けてますって」私は本書の作者と、『ルッキズムをやっつけたくてスリランカで開業した話』の作者に対談してほしいです。どっちの言ってることが合ってるかではなく、どっちも合ってると思うので。

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東條さち子さんの「第10話 スリランカ最大の問題」を読むと、山野車輪調だなあと思う。嫌韓流の。これもまたシンクロニシティなのか。「スリランカはどこまでいっても底なしの最悪しかないですね。ここの災難てほとんど人がもたらすものなんですよね。この国の問題は「人間」なんです」(あとがきがわりのコラム「その後のCUTE」より)嫌セイロン流。

ここは、コロンボ日本食レストランやってたけど、何度言っても言われたことをしない従業員、しまいにはわざとしないでバカにしてくるのかとメンタルやられるほどになったのでやめた人や、そういう若者を「イチから訓練して日本に送らなきゃいけない」日本語学校のセンセイなどが出ます。別に送らなくてもいいんですが、儲かるのかな。それとも入管バトルなどの闇が以下略

打倒ルッキズムの前川裕奈サンの意見が聞きたいなと思ったのが、「男でも問題しかもたらさないのに、女となると輪をかけてひどくなるんだから。これは何も男女間に能力差があるという話ではなく、ここの社会が超男尊女卑で女に教育と社会性を与えず家に閉じこもらせた結果なんですが」(あとがきがわりのコラム「その後のCUTE」より)「だいたい学校を出た男だって外資が激怒して逃げ出すクオリティーだ ろくに学校にいかせず生まれてこのかた家に1日中座ってる女性が使えるとは思えない」「女は意見をいわずどこにもいかず家の中にいるべし ~ジャングルの文化~」(頁64)です。ここは、スリランカだけの話でなく、インド亜大陸ぜんたいのカルチャーにかかわる問題と私は思っていて、回教徒なら女性が買い物に行かず男性に行かせるのは当たり前なのですが、なぜかヒンディーも仏教徒もそうなので、スリランカレストランに「お使いは男の子ばっかりなんでしょ」と聞いて、「最近は女の子も買い物に行く」と言われたくらいです。中村禮子サンの本でも出て来た。

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カフェは、ドバイに出稼ぎに行って家3軒建てた女性が来てくれて軌道に乗ります。この辺で、前川裕奈サンと作者、内藤俊雄サン、中村禮子サン全員一致の結論を見そう。この女性は「スリランカ美人」だそうで、大山のぶ代みたいな外見に描かれています。それが偏見かどうかは知らない。前川裕奈サンが見に来てスパッツを着せたいと思うのかもしれない。

頁77「停電問題」これだろ、スリランカ外資が来ない理由は、と思いました。フィリピンもそうだった。インフラが貧弱なところに外資は来ない。人なんかティーチアンドトレーニングすればなんとでもなると思うのが世界的コングロマリットなので、電気が来ないほうが大問題。治安も問題ですが、それより電力だろうな。コンビニにあるようなやつなのかどうなのかの全自動コーヒーマシンが使えない、ホシザキの製氷機も無力化。だから牛乳は常温保存が売れるんだよと思いました。このへんから話はよい方に向いてゆき、直火のパーコレータや、五つ星ホテルのスーシェフが作るスリランカ初?のチーズケーキなど、カフェっぽい話になってゆきます。それと野良犬とかの自然。

現代なのでスマホは出ますが、前川裕奈サンが書いてるアプリ「ワッツアップ」"What's up"は出ません。現地ではLINEよりワッツアップなんだそうで。そこまで溶け込んでないのか、どうでもいいから書いてないのか。

頁95、一日の売り上げは、五千ルピー≒三千円あれば御の字と思っていたのが、二万ルピー突破≒一万一千円とゲストハウスをしのぐようになり、スゲーと思っていたらなんのことはない、現地人のビジネスパートナーに勝手に値段を倍額にされていただけだったとか。

頁119、スリランカもバターでなくマーガリンの国だそうで、意外なようで意外でないようで。で、ケーキにもバターでなくマーガリンを使うので、それで本格的な風味が出ないんだとか。

頁130、虫よけもかねたケーキの冷蔵ショーケースを探したがロクなものがないので、飲料の冷蔵庫を使うことにしたとあります。いいんじゃないでしょうか。日本でも知ってるペルー料理店はそうしてるし。愛川も大和もそうだった。

頁131、コンデンスミルクで作るトフィ、「キリトフィ」とか、ポル(ココナツ)とペニ(蜂蜜)で作るポルトフィとか、食べたことのないケーキが出るので、今度スリランカ料理店に訊いてみます。本書のように、材料持って行けば、作ってくれるんでしょうか(くれない)その一方で、この辺のスリランカ料理店の定番スイーツ、ワタラッパンは本書には出ません。なんでだろう。

頁138、どうぶつ。オオトカゲが出ます。日本と同じ島国なのに大きいトカゲがいるのは面白いですね。ゾウもいるし。あと、「カラワッダ」という古代ネコの一種が描かれます。どんなんかと検索したけれど、日本のスリランカ料理紹介の頂点的な存在の、神戸のカラピンチャというお店がまちがって出ただけでした。蝶吹雪の季節は体験してみたいです。きれいでしょうね。イナゴの大群とちがって。

頁140、ホーハプトゥという吸血虫が出てきて、すごく痒いとあります。で、ほかに、ノミ、ダニ、コバエ、ハエ、カ、ハチ、サソリが描いてあるので、ホーハプトゥは南京虫と推測しました。ぜったい南京虫。「きみは知らんと思うがね」

このカフェも、儲かったので、大家が家賃倍額を言い出して、契約書も弁護士もみんなグチャグチャになり、そもそもスリランカの弁護士は弁護士資格を持っているのかという話にまでなります。日系米国人作家ジョー・イデサンの黒人小説に、税理士や公認会計士の資格のないアフリカ移民一世がその世界をハッタリで渡っていくくだりがあったなと思い出しました。

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頁157に出てくる日本のことわざ「金棒引き」は知りませんでした。阿波の方言とばかり。

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頁164のスリランカ流トラブル躱し方はおもしろかったです。また、スリランカのポリスは民事に介入してくるとか。でも私も、日本のおまわりさんから「我々に民事不介入という言葉はありません」と啖呵切ってもらったことがあります。出来れば「不起訴」もなくしてほしいと最近切に思う。

カバーをとった表紙(理想)と裏表紙(現実)スリランカ美人アッカ、ビジネスパートナーニッサンカ、五つ星ホテルのスーシェフ、ガヤーン。

ぜんぜん思い通りになりません! ぶんか社 アラフィフ主婦漫画家がスリランカでビジネスチャンスを夢見たら…壮絶な海外体験エッセイに!?開店日は占いで決める!?しかもそれは「分単位」で守らないといけない うんざり はァ~ そんなんでうまくいくわきゃ あるばいとが勤務日にこない(泣)やっぱ誰もこなかったね… トレーニングどころか オレらだけで店開けるか… スイーツを作らせたら目分量で大失敗!10分の1の材料計算めんどいモーン 止めろやー!!バボボボ

やめときゃよかった… 屋根からは大量の雨漏り 動物に食材をとられる ムカつく 勝手にメニューの値段を高くする もったいないアパラーデ この時点で ハンドル もったいないからコーヒーはうすめる 毎日のように停電する 不倫を疑われ家賃が倍!? これらすべて、実話です…。

帯裏

その後、コロナカを経て、再始動はまだだそうで。テーブルセットはIKEA、食器はニトリと、JAPANパワー炸裂なのに勿体ない(イケアは北欧ですが)ホシザキは言うに及ばず。思うんですが、ビザ取得手伝ってやれば、スリランカでカフェ、いいすねぇ~、やってみたいっす、みたいな邦人ボーイや邦人ガールはなんぼでも見つけられると思うんで、まかしてみたらどうでしょうか。信用出来ないのなら、邦人もスリランカ人と同じくらいどうのこうのってことで。以上