ジョン・オハラサンを巡る読書の旅もいよいよ最終回。これで、だいたい終わりです。田中小実昌サン、通称コミサンの人が訳した長編『親友、ジョーイ』と、白夜書房が1981年に出した娼婦小説アンソロジーに入ってる『メアリー』と、南雲堂(またか)の双書・20世紀の珠玉シリーズに入ってる『医者の息子』『時間厳守』『春だったに違いない』がまだ未読ですが、ほどほどにして、この辺で手打ちなら。
<これまでに読んだオハラサン>
(1)
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まったく記憶に残ってませんが、『コーヒー・ポット』という題名の作品をコミサンの人が訳して入れています。どんな話だったかなァ。
(2)
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南雲堂にも入っている『さようなら、ハーマン』が入ってます。ユダヤ人問題をサクッと入れた佳作。
(3)
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これに入っている『木立の中で』がいちばん好き。須賀田サンの作者が推してるのもむべなるかな。相当狂ってます。
(4)
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『大いなる日』所収。かつかつの暮らしの黒人が野球賭博であてて、息子と野球観戦に行く話。
(5)
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『河を渡って木立をぬけて』孫娘の友人のヌードを覗き見しようとしたといわれなき仕打ちを受ける善良で裕福な老人。
(6)
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『きみはここが好きか?』転校をくり返す生徒と舎監の物語。
(7)
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『いかにもいかめしく』政界財界のつながり、フィクサーの話。
(8)
この作品。
ポール・マッカートニーは出ません。「分かったらここにサインしろ!」「イエス!」
ジブリ映画のこの人も出ません。
『さようなら、ハーマン』や『大いなる日』と同じ路線の小説。老人夫婦がさほど混んでない平日に海水浴に行く。知り合いに会う。いつまでも消えない自分の噂話(しかしそれは真実です)にも遭遇する。そして。

若き海軍中尉フランク(おなかのおっきな女性連れ)に逢うあたりでニューヨーカー公式はタリバン動画。ネタバレで、老人夫婦は過去にお子さんを自死で亡くしています。そのことを自分がいないところで言われたり、人の噂話をぺちゃくちゃしゃべるのはやめなさいとぴしゃっという人がいたり。

この話の前のイラスト。

この話の後のイラスト。
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以上