『山と食欲と私 8 』(BUNCH COMICS) 読了

山と食欲と私 8 (BUNCH COMICS)

山と食欲と私 8 (BUNCH COMICS)

その辺に転がってたマンガ。この連休は銭湯スタンプラリーを日記に組み込む前提でしたので、お金がないので三鷹に行くことを取りやめた後、何か読み終えるわけでなし、必死でその辺から自分も読めるマンガを探しました。

著者 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BF%A1%E6%BF%83%E5%B7%9D%E6%97%A5%E5%87%BA%E9%9B%84

社団法人日本漫画家協会会員。

年金対応が分かるようになっている、すごいWikipediaだと思いました。

〔カバーデザイン〕ナルティス:新上ヒロシ
初出:くらげバンチ2018年1〜5月 ←WEBマンガサイト

表紙等の煽り文句
enjoy your mountain life!
裏表紙の内容紹介
27歳、会社員の日々野鮎美は、「山ガール」と呼ばれたくない自称・単独登山女子。祖父のガールフレンド(!?)と北海道・札幌の山でアニマル・トラッキングに挑戦したり、瀧本夫妻と厳冬期の八ヶ岳縦走に挑んだり、無人の避難小屋でひとり不安な夜を過ごしたり……、いつも以上にスリリングな登山を味わうのでした♪

私 雪の八ヶ岳に挑戦!!70万部突破!!初回特典ペーパーおまけ漫画「瀧本家のお引っ越し」付き!

帯裏は漫画Tシャツ2種発売中の告知。終わらない山ブームだし、行ける人は生活に余裕があるわけですし、Tシャツくらい買うんだろうなあと。『岳』がひと山当てた後、雨後の筍のように登山まんがが百出するかというと、金融マンガの時のようには出てこないので、他人事乍ら不思議でした。この漫画も、北欧から来たオタク女子みたいな絵の主人公(金髪かと思いましたが、カラーだと髪は栗色)と、「食」要素を絡めて、やっと成立してるようなので、ヤマケイ漫画は難しいんだなあと思います。

最初の三話は北海道の話。Wikipediaを見ると、作者は新潟出身札幌在住で半農半漫画生活をしてるとか。自営業で、国民だけでなく年金も払ってるということですし、うらやましいかぎりです。九月一日は札幌ドームにイニエスタ見に行くのかなあ。本当にうらやましい。

頁13
北海道札幌市。人口190万人。明治時代より石狩平野に拓かれた都市で、南西部には広大な山林が残されている。西側の一部は藻岩・円山原始林として保護されているが、これだけの人口規模ながら原始の姿に近い天然林と隣接している大都市は世界的にも珍しい。

マンガで(漫画に限らずですが)札幌のガイセツ聞かされるとは思いませんでした。総じて情報量が密なのが作者のマンガの特徴なのかな?ウェブまんがなので、全文検索とか出来るのか、一話ごとにビューワーで視るだろうから、全文検索とかはさすがに難しいのか、どうだろうと思いました。書き文字以外は全文検索できるようにしておくと、情報漫画はあとあと便利な気がします。

頁58、雪の日の東京で山の装備で会社から帰宅してアイス食ってる場面が、21世紀のリアルな気がしておもしろかったです。山ガールと呼ばれたくないとのことですが、前世紀は「マウンテンギャル」と呼ばれてたわけなので、それはもっと嫌だろうと。

八ヶ岳だか赤岳には温泉のある山小屋があると、そこにちょくちょく登っている職場の人が言っていたので、どれだろうと思いましたが、食事のメニューやべろべろヨッパライトークだけでそういう場面はありませんでした。女湯取材出来なかったのかどうか。私の職場は給与は安いですが、私の日記更新見ても分かる通り時間はあるわけですから、ほかで金銭面なんとかしてるとか、それまでの人生の蓄積があるとかいう人は、それなりに人生をエンジョイしています。さんこう出来る人もいるということで。…私は人生エンジョイしてるのかどうか、もめごと以外で。献血で手相見て貰った占い師さんは「今が充実してますね」と言ってました。伸びてない線を最近針でひっかいて伸ばしてるのですが、どうか。

90話でいきなり主人公が読切リーマン週末単独アウトドア男子に切り替わり、自由なマンガだと思いました。すげえ情報量の多いマンガだと思って読んでたのですが、このキャンプ場燻製読切まんが、「ピート」が分からず、説明されてないので、ウェブまんがだから画面切り替えて検索しろよってことなんだろうなあと思いました。ピートってなんだろう。

さいごのマンガ、頁120をさいしょとばして読んで、頁123で終わってるので、えっこれ続くのか、こんなダークな引きでいいんか、と思ってからもう一度ちゃんと読み直して、頁120で今夏甲子園秋田代表秋田県金足農業高校の校歌斉唱のような胸の逸らし方(女性)を見て、よかったよかったと思いました。

以上