鎌倉市鏑木清方記念美術館「企画展 清方と弟子たち 受け継がれる美」"Passing the Beauty from Kiyokata to His Disciples"

鎌倉市鏑木清方記念美術館

鏑木清方 - Wikipedia

弟子のことを"disciple"と言うと初めて知りました。門下生。

左の、バルタン星人みたいなハサミの女性の絵は、八十七歳くらいに描いたのでしょうか。チラシによると、1878年生まれのかぶらさんが1965年に描いたというので、指を折って数えました。1968-1878=90, 1965-1968=-3, 90-3=87 どないでしょうか。あってますでしょうか。 館内の展示絵画は、すべて、何年に描いただけでなく、その時何歳くらいだったか明記してあって、すごくありがたいです。

で、この絵は、〈落ち葉炊く焚く〉"Bonfire of Fallen Leaves" という題名だそうです。

こないだから、またひさしぶりに "KAMAKURA CITY KABURAKI KIYOKATA MEMORIAL ART OF MUSEUM" に行きたいなあとむずむずしていました。それで、佐原からの帰り、千葉からの電車が横須賀線という、鎌倉や逗子や久里浜に行く電車ですので、それで鎌倉にえいやで降りました。

本当は、佐原でろくにおみやげを買わなかったので、鎌倉なら何かあるかなと思って降りたのですが、シラスなら別のとこで買うし、特に思いつかずまた電車に乗りました。あとで人に聞くと、駅前のかまぼこやさんのさつまあげはどうかということでした。検索すると、さつまあげではなく「揚げ蒲鉾」なのですが、まあ、今度試してみます。

井上蒲鉾店

この美術館もスタンプカードを作ったそうで、六回か八回来ると次か、次とその次がただとか、そういうことが書いてありました。通常料金の観覧料でも一回二百円ですから、エナジードリンク一本とか缶の発泡酒一本で入館出来るわけで、それなら散歩がてらすぐスタンプ達成出来そうです。住んでるのが近ければ。有効期間一年だそうで、私は県内在住者ですが、そんな鎌倉行かないので、スタンプ押してもらいませんでした。企画展ぜんぶ一回ずつ行っても、どうだろう。ただ、本郷台とか藤沢とかの人が、ちょくちょくぶらぶら鎌倉に行くのなら、毎回十五分くらいここに寄るのはいいと思います。

鎌倉も一部台風被害があったことは既に報道されていますが、北鎌倉駅、この駅は隣の道路とホームがフェンスで隔てられてるだけの駅なのですが、一部フェンスを開けて係員常駐の臨時改札が作ってあったので、フェンス越しの道路が通れなくなってるのかと思いましたが、そういう理由でもないみたいで、平成29年4月くらいから臨時改札はあったそうです。

鎌倉市/JR北鎌倉駅臨時改札口の開設について

 ぜんぜん関係ないですが、雪ノ下教会の道路の向かい側のベンチで、マンガみたいな胸だけ巨乳でそれほど太ってない東南アジアかどこかの女性が、肌露出したかっこで、ずっとスマホいじってたので(本屋の行き来とファミマの行き来でそれなりに時間が経過したがずっといた)、美人局かなんかだろかと思いながら直視したら、目をそらしてました。

 今回館内で、珍しく、精力抜群みたいな元気な退職前後年齢の男性複数がどやどややってきたのに遭遇して、この人たちはけっこう詳しいのか、「この絵は見たことある」とか言ってて、私も日本画はよく分からないのですが(館内に詳細なマトリックスがあるが頭に入らない)日本画は下絵を描いた後別に本番を描くので下絵が残るのか? みたいな疑問を呈していたり、「横山大観もそうだけど、描かせるまでが大変なんだよ」などにぎやかに(うるさくはない)鑑賞して、どやどや楽し気に出て行かれました。おもしろかったです。

引き出しの四番目に入っている、西田青坡というお弟子さんの絵が気になりました。今回の展示は、お弟子さんによる清方の作画風景や、日々是勉強の、髪型のスケッチなども多く見れるのですが、やっぱり粋筋というか、くろうとのモデルが多いので、いきおい眼つきの鋭さや経験、年かさなどが、スケッチほど出がちで、そこをどう自分の理想の女性像や身近な女性から学んだ表情と組み合わせてゆくかが腕の見せ所らしいのですが、ほかのお弟子さんはまだ若いからかとしまのデルモに負けてる感があるのですが、この絵だけは、弥生美術館の竹久夢二が、お前こっち系やろ、と言ってきそうなくらい少女画とのハイブリッドになっていて、キラキラした未来を見据える視線がよかったです。

西田青坡 - Wikipedia

以上