『四十代、女はもう一度挑戦する 人生、仕事、愛、結婚』"Life, Work, Love, Marriage, Women challenge again in their 40's" 読了

 ブックデザイン―亀海昌次 読んだのはなんと平成十年の第五刷。版元を博多の出版社と思い込んでいて、やったね!と思っていたのですが、海鳥社と混同してました。海竜社は東京の会社でした。巻末の初出一覧を見ると、家庭画報が多いです。

四十代、女はもう一度挑戦する―人生、仕事、愛、結婚

四十代、女はもう一度挑戦する―人生、仕事、愛、結婚

 

 山崎洋子を読んでみようシリーズ 二冊目のエッセー集になるのかな。

頁20、再婚相手は酒を飲まない人だとか。

頁51

 まず自分自身を見つめるために、専門家のカウンセリングを受けてみるのもいい。総合病院の精神科、個人の精神神経科医院ともに、保険治療は可能だという。ただしこういう問題での面接治療が確立していない病院では、精神安定剤を出すだけということもある。電話などで前もってそれを確かめたほうがいい。

 また市や区の教育相談室で性の相談を受け付けている場合もあり、これはもちろん無料である。あとは◯◯心理相談室といった看板をあげている個人のカウンセラーだが、これはまだ正式な資格が確立していないので、なかにはインチキなものもないではない。ちゃんとしたキャリアを持った心理療法士か、できれば確かめてからにしたい。 

 これは何の話かというと、夫婦やパートナーとの性のお悩みの話。今は「公認心理士」という国家資格も出来たそうで。

公認心理師 |厚生労働省

頁53の下記映画は面白そうでしたが、アマゾンで出たのは中古VHSとレーザーディスクのみで、DVDや配信はなさそうでした。

www.youtube.com

movies.yahoo.co.jp

映画コムは評価なしレビューなしなのに、ヤフーではどちらもついてるという。

頁58、男性キャスターの不倫が発覚すると人気が下がるが、女性キャスターの場合同性の支持が増し、人気が高くなるとあります。私はここを読んで「山本モナ」という単語しか思い浮かばず、で、その元祖路チュー天使が、同性からの人気どうだったのか考えられないままです。

頁87、巨人の原辰徳(当時選手)が年上でしかも相手は再婚の女性と結婚したことは、新しい男女関係に風向きが変わってきたこととしてます。昔の本を今読むことは、イコール後出しじゃんけん

原監督「1億円不倫スキャンダル」ヤクザ幹部が明かすタブーな核心(1) | アサ芸プラス

頁119、厚生省が高齢者福祉に向けて、過去十年の総事業費1.7兆円を超える、六兆円の予算規模のゴールドプランを打ち出したので、期待してもいいと書いています。その後どうなりましたか。

https://www.mhlw.go.jp/www1/houdou/1112/h1221-2_17.html

頁137、歴史を彩った悪女やらなんやらを取り上げて、自書の宣伝も兼ねた箇所。この人の同種の本に、ゼルダフィッツジェラルドと、やはりアルコールの問題もあった、ストレンジ・フルーツ、びりー・ホリデイが書かれているのなら、それは読んでもいいかなと思いました。寂聴と田辺聖子の下記をあげていて、寂聴は読んだように思いますが、田辺聖子は未読だったので、読んでみます。

美は乱調にあり

美は乱調にあり

 
大正殉愛 金魚撩乱(1) (サイコミ×裏少年サンデーコミックス)

大正殉愛 金魚撩乱(1) (サイコミ×裏少年サンデーコミックス)

 

 モテないタイプの中年男性、すぐグチる、社会のせいにする、なんとなく不潔、たわいもないことを言うだけで、許されるタイプもいるのに彼の場合すぐセクハラ認定される、おごりの食事につきあっただけでホテルに誘おうとする(パパ活)、なども書いてありますが、前のエッセーにもそれはあったかな。

次に読むエッセーは、歳の差再婚の夫を介護する話らしいので、この本のようには気楽に読めないだろうなと思います。以上