ئۇيغۇر خىتايغا قارشى تۇرۇش كۈچلىرى ۋە تۈركىيە ، سۈرىيە ، ئافغانىستان『ウイグル人の反中レジスタンス勢力とトルコ、シリア、アフガニスタン』"Uighur anti-Chinese resistance forces and Turkey, Syria, Afghanistan" by NAOKO MIZUTANI【アジア遊学193】"Study Trip to Asia 193"『中国リベラリズムと政治空間』"Chinese Liberal

タイトルの字数制限で、⁅ism and political space" 読了⁆までが切れています。

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水谷尚子サンの論文もこれでいちおう読み終わり。2015年12月刊。SAPIOに載ってもおかしくないような記事ですが、載ったのはアジア遊学。2015年なので、この後もっと変わったと思います。

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除籍図書 神奈川県立国際言語文化アカデミア

受入 '16,9,14 51043 303. 2 A 193

来た本がまた、例の磯子だか根岸だか岡田だかの夢の跡という。ゆず。

穏健派の人へのインタビューとか、各派のこれまでの経緯とか、上海ファイブから東南アジアルート、タイでの強制送還など(タイに逃げた民主派漢人についても安田峰俊さんが訳してたはず)いろいろ読めますが、読む方の頭にざっくりとしか知識が入らない。トルコ各地のウイグルコミュニティーが、「東トルキスタン」という呼称自体がトルコでなじみがなく、トルコ東部クルド人などとごっちゃにして考えるトルコ庶民が多いというくだりは、じっさいに日本のウイグル料理店で私が出会った、埼玉から来たトルコ人の工事関係者の話と一致してました。「トルコ語のイチ、ニ、サンはビル、イッキ、ユチ、トッティだが、あいつらはエーク、ドゥー、ティーン、チャハル」と、ペルシャ語とごっちゃになったあいまいな知識を披露してた。声をかけて、ウイグルもビル、イッキ、ユチですよと、訂正しましたが… トルコ政府が在土維人口の実態数を把握してない、もしくは公表してないのも、『トルコのもう一つの顔』(中公新書)から一貫した、少数民族へのトルコ政府の方針なんだろうなという。とりいそぎ、以上。

【後報】

世界ウイグル会議は欧米や日本では知名度が高いが、トルコには現地事務所もなく、現地ウイグル人社会での存在感は低いとか、

中央アジアからウイグル奪還を計ったウイグル人過激派組織の資金源は中央アジアウイグル人コミュニティ―のあきんどたちだったが、暴力的強迫による過酷な取り立てにまでなり、水谷サンのほかの論文でも触れられているとおり、主要資金源であったキルギス共和国首都ビシュケクウイグルバザールが原因不明の出火で全焼したことも、政教分離派過激派組織壊滅の一因だったとか、

で、イスラム原理主義過激派組織の幹部のひとりが、2012年、米軍無人機攻撃でパキスタンで死亡し、以降、一時組織は弱体化したとか、

メモしておきます。

(2022/4/3)