人形シリーズ 鶴見編
今朝も、お湯を沸かして、ストレッチして、お茶をあげました。平熱。トイレこれから。ねこは中。
ラテン居酒屋にさいわい行くことが出来ましたので、何を頼もうかというところ。
水と、モコチンチ"MOCOCHINCHI"というのみもの。
メニューにはまったく説明がないかったのですが、干した桃を使ったあまい飲みものだそうで、原料はボリビアから持ってきた、の部分だけは説明してもらったです。ここで飲んだのには干し桃は入ってませんでしたが、ほんとは入れるみたいです。知ってて、言えば入れてくれるのかも。貴重な食材を供して残されてもかなんだろうし。
ラテン沖縄居酒屋なので、ソフトドリンクの飲みものはこんな感じ。紫トウモロコシの甘いジュース、チチャ・モラーダ”CHICHA MORADA”にホットがあるとはおどろきでした。ボリビア風なのか、このお店の特色なのか。
となりでエンパナーダの皮を作っていて、料理が出来るまでにどうですかとのことでしたので、頼んだエンパナーダ。チーズのを頼みました。エンパナダ・デ・ケソ"EMPANADA DE QUESO" 四種類から頼めて、鶏肉のポヨと、牛肉のカルネと、あともうひとつは忘れました。➡20230214追記。お店オリジナルの「ミックス」が、さいごの一種類だそうです。
ピンが甘くなった、とろ~りチーズ。チーズもボリビア製だというので頼みました。
最初塩かなと思ったこれが砂糖で、エンパナーダに砂糖振りかけるんですかと聞くと、チーズにだけ振りかける、合うからとのこと。
午後には揚げたチーズ・エンパナーダが、ときどき砂糖のアイシング付きで、供される。
日本語版ウィキペディアのボリビアエンパナーダの項目にだけ書いてある、一文。
Pastel frito: es una empanada grande de masa delgada, rellena con queso y frita en aceite. Se sirve espolvoreada con azúcar impalpable o molida. Suele acompañarse con api en el desayuno o merienda.
(グーグル翻訳:一部訂正)パステル・フリト: 薄い生地にチーズを詰めて油で揚げた大きなエンパナーダです。粉砂糖または粉砂糖をまぶして提供されます。通常、朝食やおやつにアピ*1と一緒に食べます。
英語版のボリビアエンパナーダに書いてある文章。隣国がブラジルだから、パステウと書いてるのかどうか。とまれ、ボリビアではチーズのエンパナーダに砂糖をかけることが分かったです。後日大慌てで愛川のペルーの、エンパナーダを出すお店に行ってみましたが、そもそもチーズのエンパナーダがないかったです。ブラジルの、パステウを出す店にはまだ行ってません。チーズのみのパステウはあるようですが、砂糖をかkるかどうか不明。
Aji de panza con arroz
アヒ・デ・パンサ・ライス付(ライス、サラダセット)
(牛ハチノスを煮込んだボリビア料理、少し辛味があって美味)
これは、メニューに「ボリビア」と書いてあるので頼みました。
付け合わせのサラダ。ごうせいです。
辛くないかったので、アヒを頼んで、来た、"salsa de aji"をかけたところ。ペルー料理店だと、最初にもうアヒ・アマリージョかアヒ・ヴェルデを出してくるのですが、このお店はそうではなく、沖縄居酒屋でもあるので各卓に置けるようコーレーグースがあって、それをかけるのかと聞くと、合わないとのことで、まずこれを出してくれました。
サルサ・デ・アヒ。その後、この料理にはイエローソースのほうが合うと言って、アヒ・アマリージョ"crema de aji amarillo"を出してくれました。「アヒ・アマリージョ!」と言ったら、「イエローソース」と言ってました。
それをかけたところ。
アンティクーチョに似た名前ですがハツでなく、しかも揚げ物がありましたが、頼んでません。
鶴見のほかの店でも、チファ料理と沖縄料理のフュージョンで、沖縄そばとワンタンを合わせたものを食べましたが、ここは沖縄そばの麺をオリジナルで海鮮焼きそばにしてるようです。ヌーベルラテンというか、鶴見ならではの進化というか。
この二種のポヨ(鶏肉)も説明がないかったので聞きました。ドラドがフライパン、オルノがオーブンとのこと。
(algunos cocineros añaden pequeñas cantidades de mantequilla en este momento para mejorar el dorado).
(グーグル翻訳)一部の料理人は、この時点で少量のバターを加えて焼き色を付けます
Wikipediaのラテンのフライドチキンで、検索でドラドが出た部分。コンフィのような感じにこんがり狐色というイメージなのか。エル・ドラド。
En algunas ocasiones se somete al pollo a un lardeado con beicon, pero esta operación es más adecuada para los casos de pollo al horno.
(グーグル翻訳)鶏肉にベーコンをまぶすこともありますが、この作業は焼き鳥の場合により適しています。
ペルーだとポヨ・ア・ラ・ブラーサになる、ローストチキンかなという。アル・オルノにリンクが貼られていて、飛ぶと下記です。
イタリア語由来の、「オーブンへ入れる」だそうですが、フォルノが「H」音のオルノになるものなのかという。
それで、あれやこれや悩んで、ほかの店になさそうで、このお店にこの時はあった、上記を頼みました。
モルシヤ
MORCILLA
チョリソ・血の腸詰め
ポテト付
スンデなどとちがい、血のみのソーセージなので、けっこう柔らかかったです。それにはサルサ・デ・アヒが合うとのことで、少しもらいました。
品切れや要予約が多く、入店時はクニャペと山羊刺しを頼もうと思ってたのですが、前者は要予約、後者はもう四ヶ月入荷がないとかで、いきなり出鼻をくじかれました。
池上永一のゲバラの小説(ボリビアの沖縄移民の話)を読み返してから来ればよかった。あれにはボリビアの料理がたくさん出て、おいしそうなので。平塚のケンヤは存在自体知らないとのことで、ボリビア人社会も広いんだなと思いました。ということで質問厨は帰ったです。
トイレに行って、出かけます。
今日も、明日も、穏やかに、静かに、落ち着いて、平和に。そして、出来ることなら、自分も周りもみな、しあわせにすごせますように。
【後報】
ボリビア・ニュートン・ジョン(Bolivia Newton-John)
ボリビアというと、隣国がブラジルですので、それでパステウとエンパナーダの境界がどうのこうのだったりしないだろうかと考えもしました。隣国だけに、ボリビア人とブラジル人も仲悪いそうですが、本気でやりあうような仲の悪さでもないはず。
ブラジルのハチノス煮込み、ドプラジーニャはまだ食べてないのですが、この店のハチノス煮込み、アヒデパンサは、ペルーのハチノス煮込み、カウカウやモンドギアーナモンドンギート・ア・ラ・イタリアーナとだいぶ違うので、ドプラジーニャ寄りの料理だったりしないだろうかとか、もろもろ考えました。
本厚木のカウカウ(2020年10月)
愛川のカウカウ(2022年1月)
愛川のモンドギアーナモンドンギート・ア・ラ・イタリアーナ。2021年12月。
(2023/2/14)