『 波よ聞いてくれ(6)』 (アフタヌーンコミックス) 読了

 スーパーにベジマイト用のパン買いに行ったついでに本屋を覗いたらあった本。

波よ聞いてくれ(6) (アフタヌーンKC)

波よ聞いてくれ(6) (アフタヌーンKC)

 

 cover design : tadashi hisamochi (hive&co.ltd.)
アフタヌーン'18年8月号〜'19年3月号掲載
あとがきあり

これで日記に何か書けると喜んだのですが、本を開く前にまぶたとまぶたがくっついて寝てしまいました。

道民歓喜の大型メディア企画進行中!!

詳細は放送事業者ゆえリーク不可

全コマしゃべくり全開の本格電波ラブコメ

帯裏

 男・沙村広明、遅れてきたラブコメの旗手として出力全開!!

 「全力投入」のほうがたのきんっぽいのですが、松坂世代なので(違ったかな)期するものがあったのかもしれません。これから読んで後報します。

【後報】

jp.reuters.com

www.asahi.com

本書のあとがきで、本書の設定は2015年だが、頁86のように執筆時点で発生する物語としては未来の出来事も時おり挿入されます、とあり、それがたぶん上記です。これはなかなかラジオを舞台にしたドラマとしてはインパクトがありますので、新興宗教教団とか監禁とかの話はぱっと収束させて飛ばしてます。あんまり楽しく広がらなさそうだったし。洗脳とか。今書いてて、本って偶数ページが右でよかったっけと不安になりました。すべからく縦読み日本書籍、右綴じ右開きはそうか。

頁38にテッド・チャンが登場します。それは許せるのですが、ケン・リュウはなんで日本人っぽい名前にしたかなあといつも思う。日本語の「ケン」に重なる発音は北京語にはないのに。クンになっちまう。

頁41、回想シーンはひとコマだけなのですが、そうは読めず、階段から先のコマも回想かと勘違いします。

頁85、ストックホルム症候群をスホ症と略す主人公がいじられてますが、そもそものことばを知らないので、検索して、中文版も見ると、スホ症を描いた作品として、ダブルオーセブンや金田一少年の事件簿と並んで、張愛怜のラスト、コーションが出てきました。

斯德哥爾摩症候群 - 维基百科,自由的百科全书

ja.wikipedia.org

頁129に栞を挟んでたのですが、理由が分かりません。本巻の最初の話の扉絵は、昔のマンガを意識してると思います。以上

(2019/3/27)