『ストロベリー (2) 』(モーニングKC)読了

 そのへんにあったマンガ。帯によると画業30年とのこと。なぜか分からねど、装幀、デザインの人が誰か見つけられませんでした。そうとう凝ってるのですが、作者かな。

ストロベリー(2) (モーニング KC)

ストロベリー(2) (モーニング KC)

 

 サライネス - Wikipedia

 あっさり二巻完結なので、なんでだろうと普段ツイッターなんか見ないのですが、作者のツイッター見ましたが、過去の、連載終了を決める会議とかあったであろう昨秋とか昨夏とかの時点のツイートを見るすべを知りませんので、なんだか分かりませんでした。今でも元気にツイートされてます。連載時の担当の販促ツイートではたびたび休載になってますが、これは、今の週刊漫画雑誌があんまり厳密に週刊連載させず、いろんなまんがをとっかえひっかえ載せて、漫画家の収入確保と休養確保の両立を図っているので、そっちだけで理解すればいいのかどうなのか。

 

 上記体調不良ツイート二点は、担当さんのことだと思いました。ご自愛ください。

 42粒だけ、たまたまモーニングぱらぱらめくった時に読んだ記憶があります。

この話も、手を替え品を替えというか、(1)ロシア人の血を引いてる (2)大阪である (3)在京である(阪僑?) (4)女きょうだい下は男 です。なぜロシア人なんだろう。スタルヒンとか、江國香織『抱擁、あるいはライスには塩を』フットボールネーションの作者のロシアワールドカップ取材記とか、だいぶもうロシア関連のじょうほうもたまってきていると思います。特にロシアワールドカップはサカオタが大挙して行って、現時点のロシア情報がたんまり仕入れてネット等で発信しています。今、ロシアを出すなら、ひとくふうも二ひねりもあるとよいな、の段階に来てるのかと。かといって、今回はウクライナであるとかリトアニアであるとかポーランドであるとかも器用に出来ないだろうし。

次女は通称「ナス子」ナスターシャ・キンスキーのナスターシャではなく、皇女アナスタシアのアナスタシア。長女は短い名前で「ダリア」なので、ダリ子かと思いきや「ダリやん」乃木坂のようだ。一字ちがいでダミアン。あなたのためよ。

末っ子は勇利。海老原。死んだママはエカテリナで「エカちゃん」父ちゃんは母ちゃんの10歳年下で、25歳のとき母ちゃんと出会って、連れ子ともども一緒になって所帯を持つ。

頁132 

最初にダリアに会ったのはまだ5歳くらいで

母「ダリアこっちおいで!

母親が過去2回もハズレな男を連れてきたせいか

大人の男は信じない! みたいな目をしてだな 

一度 動物園で2人だけになった時ソッと訊いてきた

ダ「おじちゃんお酒飲むの?

過去2人の父親が酒乱だった

父「いやおじちゃんはお酒飲むと倒れるから飲まないよ

ホントです

父「コーヒーのほうが好きかなー

ダ「コーヒーの入ったお酒?

父「違う違うコーヒーな 苦くて黒い

これでちょっと信用してくれるようになった 

決してそれからも順風にいったワケではないが

まあいろいろあったが結果ココまできている

コーヒーにお酒を垂らすのは須加田サン。

 頁62の末っ子の回想で、母の死後、父が年頃の娘と暮らすことを心配した親族が彼らを切り分けようと考えた時、末っ子は父母の子なので、父を信頼した親族が、一緒に暮らすことを認め、以来、親族はかげにひなたに四人を支援しているという。父さんは、甲子園には行かなかったが、プロ入りしてしかし成功はせなんだ人で、いま五十くらいで、日課は素振りです。大阪豆ゴハンの旦那さんはラガーマンでしたが、野球になった。

で、セカイノハテマデのキャラのバンドマンが登場して、長女は彼に嫁ぎ(相手は再婚)、しかし「別に」みたいな感じで実家に帰ってきて、終わります。もともと男性不信だったし、やはりアカンかったか、というふうに考えればいいのか、それは短絡的な解釈なのか。

そういえば、モーニングの副編のワイフ殺人容疑の話は、どうなったかなあと。ふとこの漫画の結末の理由を考えていたらそれを思い出しました。もちろん関係ないと思います。天下の音羽グループが、マサカ。もちろん。以上