「公開講座 エリザベス2世の光と影―華麗なる王室外交とドレス・宝石・勲章―」聴講

←ポスター
(チラシも同じ)

行く予定は
なかったのですが、
直前に気が
かわりました。

シンプルな
話を聞いて、
そのあと、
歴史の話を
聞いたほうが
マシと思って。

聴衆は
けっこう
多かったです。

肖像権の問題で、
テキストは
ワードに文章だけ
書いたサマリ一枚。

手許の英文雑誌
のグラビアを
新技術で
映写しながらの
講義となりました。
一冊だけ
仏語の雑誌も。

公式
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f440040/p741443.html

婚礼写真のドレスがすべて配給品で仕立てられていたこと
(国民とともに歩む王室の心構えのあらわれ)
から始まって、服飾とそのシンボリズムについて、
たくさんトークがありました。

イギリスも、戦勝国でありながら困窮のどん底にあったことは、
古本屋のおとぎ話を読んでも分かります。

チャリング・クロス街84番地―書物を愛する人のための本 (中公文庫)

チャリング・クロス街84番地―書物を愛する人のための本 (中公文庫)

アイルランド訪問の際、まずアイリッシュ・グリーンを着て、
http://img.47news.jp/PN/201105/PN2011051701001131.-.-.CI0003.jpg
次に白地に英国を象徴する薔薇をあしらった服でアイルランド人への弔意を示し、
http://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/f/5/384x/img_f5dda8ebf173d1146997d10fe3921a83240420.jpg
アイルランド守護聖人を意味するシャムロックをかたどったドレス、
アイルランドハープをかたどったブローチ、
英蘭少女たちの共同募金で母王妃に作られたティアラで晩餐会に臨む。
(これは、ぱっと検索出来ませんでした)
この手のこまかいなぞかけというか、隠喩はカナダはじめ各国歴訪時必ず入る。
それが旧英連邦コモン・ウェルスのオビトとしての役割。
コモン・ウェルスを脱退した上記アイルランド南アフリカでもそれは同様。
おそらくミャンマービルマ)でも。英国は清朝に英国のビルマ宗主権を認めさせた時、
ついでに「英夷」という蔑称の追放を誓わせてるんですよね。聞いてて思い出した。
あとは、ブラジル大統領歓迎時必ず、
ブラジルから贈られたトリンドル否トルマリン否アクアマリンの
ティアラで迎えるとか、そういったこと。

ブルーリボン外交については、講義のなかで「ここだけの話」があったので、
ここには書きません。ひょっとしたら、著書を読めば分かるかもしれないです。
ひとつ書けるとしたら、洗礼を受けたかどうかが、
彼女がブルーリボンを授与する基準になっているのであろう、ということ。

女王陛下の外交戦略─エリザベス二世と「三つのサークル」

女王陛下の外交戦略─エリザベス二世と「三つのサークル」

著書の販売が出来るようなフォーラムではないので、販売はなかったですが、
それが少し残念だなあ、と思いました。私は図書館で借ります。