ビッグコミック2019年8月増刊号掲載(諸星大二郎劇場15 Morohoshi Daijiro Theater Vol.15)『鳥の宿』読了

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私家版鳥類図鑑の補遺編というか、そのうちそっちに体系化されそうな話。前例として、『屠狗王』が『狗屠王』になって(逆だったかな)後発の諸怪志異に収められた例があります。最初、途中だけ読んで、魚類にまぶたがないように、鳥類にはないのかと思ってました。ないのは歯か。したき…作者も広瀬すずが好きなのかなあ。ミッキー安川アメリカ南部留学記を読んだ時、実に陽気に気楽に、アメリカ白人青年たちが、欲求を発散しに獣姦にゆく場面があり、女性を婚前交渉で妊娠させるより、獣姦のほうがまだタブーが少ない牧畜民族の一神教精神に心撃たれたものでした。

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下記は、公式の今号にあった関連画像。下に、これまでの各話感想URLをぜんぶ貼ってみましたが、やっぱり昔の公式はサーバから削除されてますね。あるいはサーバ自体小惑星地帯にロケットでうちあげられたか。

https://bigcomicbros.net/img/magazine/bigcomic/big8z_moroboshi.jpg

<これまでの感想>

ビッグコミック2019年6月増刊号掲載(諸星大二郎劇場14 Morohoshi Daijiro Theater Vol.14)『タイム・マシンとぼく』読了 - Stantsiya_Iriya

ビッグコミック2019年3月増刊号掲載(諸星大二郎劇場13 Morohoshi Daijiro Theater Vol.13)『美少女を食べる』読了 - Stantsiya_Iriya

ビッグコミック2018年12月増刊号掲載(諸星大二郎劇場12 Morohoshi Daijiro Theater Vol.12)『ドロシーの靴 または虹の彼方のぼく』読了 - Stantsiya_Iriya

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ビッグコミック2018年8月増刊号掲載(諸星大二郎劇場10 Morohoshi Daijiro Theater Vol.10)『原始怪獣とぼく』読了 - Stantsiya_Iriya

ビッグコミック2018年6月増刊号掲載(諸星大二郎劇場9)『オリオンラジオの夜 赤い橋』読了 - Stantsiya_Iriya

[読書]ビッグコミック2018年3月増刊号掲載(諸星大二郎劇場8)『オリオンラジオの夜 西暦2525年』読了 - Stantsiya_Iriya

ビッグコミック2017年12月増刊号掲載(諸星大二郎劇場7)『オリオンラジオの夜 悲しき天使』読了 - Stantsiya_Iriya

ビッグコミック2017年10月増刊号掲載(諸星大二郎劇場6)『オリオンラジオの夜 ホテル・カリフォルニア』読了 - Stantsiya_Iriya

ビッグコミック2017年6月増刊号掲載(諸星大二郎劇場5)『オリオンラジオの夜』読了 - Stantsiya_Iriya

ビッグコミック2017年3月増刊号掲載(諸星大二郎劇場4)『欲しいものは河を流れてくる』読了 - Stantsiya_Iriya

ビッグコミック2016年12月増刊号掲載(諸星大二郎劇場3)『上流からの物体X』読了 - Stantsiya_Iriya

ビッグコミック2016年10月増刊号掲載『(眼鏡なしで)右と左に見えるもの 〜エリック・サティ氏への親愛なる手紙〜』(仏語タイトル:(sans Lunettes) Choses Vues à Droite et à Gauche) (諸星大二郎劇場2)読了 - Stantsiya_Iriya

ビッグコミック2016年6月増刊号掲載(諸星大二郎劇場1)『影人』読了 - Stantsiya_Iriya

今号のほかの話の感想。『病室で念仏を唱えないでください』とにかく映像化オファーオファー五月蠅い。表紙にまで書いてある。ドラマ化しやすいよう、本編も恋愛ファクターを多めに盛ってるのは感じ取れますが、手っ取り早く、編集者がクラウドファンディングでもしたらどうでしょうか。この僧侶医師の宗派忘れましたが、宗教関連の考証や描写でポカやらないかのチェックがアタマ痛い、またはしでかした時の責任なんか誰もとりたくない点が、ネックなのかもしれないと思いました。小学館多部未華子黒木華高橋一生の『凪のお暇』キャスティングがえっらい評判良いので、あまり慾をかかなくてもよいと思います。足るを知るは御仏の教えor老子の教え、さてどっちでしょう。

金曜ドラマ『凪のお暇』(なぎのおいとま)|TBSテレビ

サイバラのエッセーに萩尾望都が出て来ますが、ダーリンへの言及が知りたいところです。ウヨサヨ論争になりそうな気がプンプンするのですが、モー様も実は、クロガネばりにウヨ化してたりして。ゴルゴ13は、この頃は新疆にも監視カメラはなかったんだなと。以上

【後報】

なぜ『凪のお暇』が小学館だと思い込んでたのか分かりませんが、秋田書店でした。うーむ、ボニータでデイモスの花嫁とかやじきた学園道中記とかファラオのナントカとか、曽根富美子の漫画だと思い込んでましたが、秋田書店か。なんとなく、小学館でないとすると、センチメントの季節的に良かった気がします。

(2019/8/4)